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メンタルの強さとは「出来事を自分にとって合理的に捉えられる」こと

こんばんは、もれです。

よく「メンタルが強い」という表現を見かけます。
誰だって強くできるならしたいものですし、メンタルの強さって一体何なのでしょうか?

メンタルの強さ=「鈍感力」?

ずばり鈍感力(気にしない力)だ、という方もいます。

メンタルダウンしやすい人って、繊細で感受性が豊かで、何より他人からの目線を気にしやすいように見受けます。(私も実際そうでした)

ただこれはもう性格ですし、これまでそうやって生きてきた人にいきなり「はい、鈍感になりましょう」ってそれは難しい話です。
頭では分かっているし実践したいけど、気になるものは気になる。

メンタルの強さ=「自分軸の強さ」?

他人に何を言われても気にせず、自分の意思のままに生きられることだ、という人もいますね。

ただ、自分軸にすがって生きてきて、周りを顧みなかった結果、周囲のサポートが受けられずにダウンする方もいます。

その上、これも「はい、周りを気にせずに思うように生きよう」と言われても、はいそうですねと実践できるものでもありません。

メンタルの強さ=「合理的に捉える力」?

私が数々の講義や書籍を読んだ結果、一番しっくりときた説明が、メンタルの強さ=認知の幅を広げて合理的に捉えられる力です。

少し難しい表現になっていますが、平たく言い換えると、自分の中での考えや捉え方を客観視して、自分にとってストレスのない解釈に置き換えられる力です。

例えば、あなたが道を歩いているとき、笑顔の人とすれ違ったとします。
あなたはどんな気持ちになりますか?

ある人は「なんだ、馬鹿にしてるのか?」と腹を立て、ある人は「人に笑われた・・・」と恥を感じるかもしれません。
または「あの人笑顔だな。いいことがあったのかな?」と自分まで幸せな気持ちになる人もいます。

これら全ての感情に正解不正解はありません。
なぜ同じ出来事なのに感情に違いが出るのか?というと、人ごとに「捉え方」が違うからなのです。

心が楽になる「ABC理論」

うつ病の治療法である認知行動療法のベースにもなった「論理療法」の中に、ABC理論があります。

A: Activating event(出来事)
B: Belief(信念)
C: Consequence(結果)

の頭文字であり、人間は出来事をA→B→Cの順番で処理するという理論です。
つまり何か出来事が起こったとき、それぞれの信念(≒捉え方)によって、結果(≒感情)が変わるというものです。

捉え方を変えることで、結果的に感情を変えていく。まさに認知行動療法ですね。

先ほどの例に当てはまると

A: Activating event(出来事)
道を歩いているとき、笑顔の人とすれ違った

B: Belief(信念≒捉え方)
馬鹿にしているに違いない
私のことを笑っているはずだ

C: Consequence(結果≒感情)
腹立たしい
恥ずかしい

と、ストレスフルな感情になるのは捉え方が狭い(合理的ではない)からで、これをストレスなく捉え直すと

A: Activating event(出来事)
→道を歩いているとき、笑顔の人とすれ違った

B: Belief(信念≒捉え方)
→私のことを笑っていたわけではないかもしれない
→何かきっと良いことがあったんだろう

C: Consequence(結果≒感情)
→何も気にならない
→幸せそうな人に出会えてなんだか嬉しい

と、出来事は同じなのに、自分の中での考えや捉え方を客観視して、自分にとってストレスのない解釈に置き換えることができます。結果的に自分もハッピー。

すれ違う人の幸せを祈ると、自分も幸せ?

よく「すれ違う人の幸せを祈れば自分も幸せになれる」とかスピリチュアルっぽさを感じる話も聞きます。

が、それも「他人のことに執着して自分が不幸になるくらいなら、いっそ幸せを祈れば自分が気にしなくて済むので結果的に自分も幸せ」ということなのかと思うと、理解できるところもあります。一番大事なのは、自分がストレスなく過ごすことです。

他人や過去は変えられませんが、自分の今の捉え方は変えることができます。
ぜひ、ネガティブな感情が発生したときは、その捉え方があなたにとって本当に合理的なのか考えてみてください!

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もれ

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