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白湯を飲んで第二の脳を労った日

自分の吐く息が冷たい。

これはもう自分の中で危険信号。
お腹が、腸が完全に冷えてしまっている。


手でおへその上あたりを触ってみると、ひんやりしていて、手の温かさがじわじわ吸い取られていく。

こんな暑い日なのに、カイロを貼ってしまった。
一昨年買った余りで、酸化していたのか熱々ではなくてじんわりあったまったのが逆に良かった。
自分のズボラさ万歳。


どんな時でもある食欲が無くて(食べるけど)
何と無く気分も落ち込んでいる。

会社では口角を上げるのが面倒くさくて、マスクで隠していつもより小さい声で喋ってみる。


やる気も起きなくて、何でだろうと調べてみた。


腸は第二の脳らしい。

約1億個もの神経細胞が存在していて、脳に次ぐ多さ。

しかも腸の機能は、脳が司令を出しているのではなく、腸が判断して自らコントロールしているので第二の脳と呼ばれているらしい。


色々読んでみると、さらにびっくりする事が。

幸せを感じるホルモン、セロトニンを始め、多くの脳内神経伝達物質が腸で作られていて、体内のセロトニンの90%は腸に存在していてるという事。


腸が冷たくてうまく働かなければ、セロトニンも作られず、感情も不安定になるわけだ。


ついでに腸には体内の70%という大量の免疫細胞が居て、敵から身を守ってくれている。

通りで、胃腸炎になるは風邪をひくは、散々だった訳だ。


私の状態は、セロトニンやドーパミンなど、感情物質がうまく作られなくて、訳もなく悲しくなっちゃうし、免疫細胞も元気なくなって、外部からの敵侵入し放題だから、無防備に菌に身体をあけ渡してしまったのだ。



そこから私は考えた。

腸を温めなければ。
第二の脳を生き返らせないと。


朝は白湯を飲む。
モデルか、と馬鹿にしていた私はバカだ。

朝一の白湯は第二の脳に優しい。
冷水を掛けられて起こされたい人は居ないもんな、と思う。


日中はお腹にブランケットを掛けて保護する。
職場はエアコンで冷え冷えだから。
でもキーボードを打つ手は、パソコンからの熱で熱い。

カーディガンを着て、袖をまくって、手を小さい扇風機で冷やして、お腹はブランケットで温める、寒いんだか暑いんだから分からない謎の女になったけど、関係ない。

ちなみに今年の夏はずっと靴下を履いている。足首はもう出せない。寒い。

夜は温かいものを食べる。
思い切ってグラタンを作ってみた。
夏場にハフハフ食べるグラタンもオツなものだ。

体を温める食材のごぼうサラダも買ってみた。
焼け石に水かもしれないけど、まあ良いじゃないか。


そんな地道な第二の脳への労りは功を奏し、セロトニンが作られている気配がする。


口角も上がるし、声も普通に出せる。
おへその上に手を当てても温かい。


まだ暑い日が続くけど、油断せず、モデルになる気持ちで白湯を飲んで、あったかい食べ物食べて、第二の脳への敬いを忘れず過ごしていこうと思う。

ご自愛ください、私。


ちなみに第二の心臓はふくらはぎだよ。


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