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DJ電熱線のビリビリビリ映画

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2021年に観た映画を振り返りました - DJ電熱線のビリビリビリ映画

2021年に観た映画を振り返りました - DJ電熱線のビリビリビリ映画

あっっっという間にもう2月です。2021年に観た映画の振り返りをやらねば、と頭の片隅にはあったのですが、タイミングを見計らっていたところそのまま失念してしまい、このままでは振り返らないまま2022年も終わってしまいそうな気がしてきたのでいい加減やろうと思います。

1月
ソング・トゥ・ソング
ヒッチャー
ルクス・エテルナ 永遠の光
燃ゆる女の肖像
聖なる犯罪者

2月
はちどり
天国にちがいない

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お正月にみたドラマや映画をだらだら紹介するつもりが終盤でスイッチが入りました『神木隆之介の撮休 はいカット!』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

お正月にみたドラマや映画をだらだら紹介するつもりが終盤でスイッチが入りました『神木隆之介の撮休 はいカット!』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

明けましておめでとうございます。DJ電熱線です。

お正月休みはひたすら韓国ドラマを観てました。『わかっていても』でかわいらしい女子大生を演じていたハン・ソヒが超ハードボイルドな役に挑んだ『マイネーム: 偽りと復讐』。

これはもうしびれちゃいましたね!がちがちの韓国ノワールでコメディ要素とか入るすきもなし、最後の最後まで残酷な展開ありですごく良かったです。他には、『トッケビ』でコン・ユのカップル

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ロメールを観れる年齢になったこと『海辺のポーリーヌ』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

ロメールを観れる年齢になったこと『海辺のポーリーヌ』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

フランス映画にどんなイメージをお持ちですか?DJ電熱線が初めてフランス映画というのを認識したうえでみた作品は、フランソワ・オゾンの『8人の女たち』でした。これには大変な衝撃を受けました、一緒に観ていた母が…。最近オゾンの『焼け石に水』という初期作品を観る機会があったのですが、この『焼け石に水』を観たときに、『8人の女たち』の原型はここにあったんだなと感じるほどノリがよく似ています。ミュージカル映画

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『ソング・トゥ・ソング』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

『ソング・トゥ・ソング』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは!DJ電熱線です。今年もよろしくおねがいします!

2021年1本目は、2017年に製作されたテレンス・マリック監督の映画、『ソング・トゥ・ソング』をご紹介します。

(C)2017 Buckeye Pictures, LLC

音楽の街、オースティン。フリーターのフェイは大物プロデューサーのクックと密かに付き合い、売れないソングライターのBVは、そんなフェイに思いを寄せていた。その一方

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『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは!DJ電熱線です。

今回は、グザヴィエ・ドラン監督の『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』をご紹介します。

2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去る。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた死の真相について、鍵を握っていたのは11歳の少年ルパート・ターナーだった。10年後、新進俳優として注目される存在となっていたルパートは、ジョンと交わして

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『ノック・ノック』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

『ノック・ノック』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは!DJ電熱線です。

最近は、社会的な状況を鑑みて映画館に行くのを躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

DJ電熱線は基本的に映画は映画館で観る派なのですが、今回はNetflixで配信中の映画『ノック・ノック』をご紹介します!

キアヌ・リーブス主演、「ホステル」「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロス監督によるサイコスリラーで、理想的な家庭を築いた良き父親が、一晩の快楽

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『CLIMAX クライマックス』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

『CLIMAX クライマックス』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

今回はフランスの映画監督、ギャスパー・ノエの最新作『CLIMAX クライマックス』をご紹介します。

1996年のある夜、人里離れた建物に集まった22人のダンサーたち。有名振付家の呼びかけで選ばれた彼らは、アメリカ公演のための最終リハーサルをおこなっていた。激しいリハーサルを終えて、ダンサーたちの打ち上げパーティがスタートする。大きなボールに注がれたサングリアを浴び

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『象は静かに座っている』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

『象は静かに座っている』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

今回は、中国の映画『象は静かに座っている』をご紹介します。

かつては炭鉱業で隆盛しながらも、今では廃れてしまった中国の小さな田舎町。友達をかばった少年ブーは、町で幅を利かせているチェンの弟で不良の同級生シュアイをあやまって階段から突き落としてしまう。チェンたちに追われて町を出ようとするブーは、友人のリンや近所の老人ジンも巻き込んでいく。それぞれが事情を抱える4人は

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『英雄は嘘がお好き』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

『英雄は嘘がお好き』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは!DJ電熱線です。

本日はフランスのロマンティックコメディ、『英雄は嘘がお好き』をご紹介します。

1809年、フランス・ブルゴーニュの裕福なボーグラン家に暮らすエリザベット。彼女には戦地から帰らぬ婚約者を待ち続ける健気な妹ポリーヌがいた。そんな妹を気の毒に感じたエリザベットは差出人を婚約者と偽り、彼女が自分で書いた手紙を妹に届け続ける。エリザベットはポリーヌの婚約者であるヌヴィル大尉

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『ひとよ』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

『ひとよ』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

今回は、白石和彌監督の最新作『ひとよ』をご紹介します!

女優で劇作家、演出家の桑原裕子が主宰する「劇団KAKUTA」が2011年に初演した舞台を佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子の出演、「孤狼の血」の白石和彌監督のメガホンで映画化。タクシー会社を営む稲村家の母こはるが、愛した夫を殺害した。最愛の3人の子どもたちの幸せのためと信じての犯行だった。こはるは子どもたち

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『イエスタデイ』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

『イエスタデイ』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

実は8月末、お酒に酔った勢いでしりもちをついて腰の骨を折りました。以降しばらくのあいだ、映画を観にいく頻度が減り(その割には骨折してまだ日が浅いころに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』という長尺映画を観ましたが)、久々の更新です。

今回はダニー・ボイル監督の最新作、『イエスタデイ』。あらすじを読んで、漫画『僕はビートルズ』に似てる…?!と思った次第で

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『永遠に僕のもの』  - DJ電熱線のビリビリビリ映画

『永遠に僕のもの』 - DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

ティモシー・シャラメという俳優をご存知ですか?彼は、『君の名前で僕を呼んで』(2018)という映画で多くの日本人女性(だけでなく、男性も)のハートをがっちり掴んだ美少年俳優です。未見の方は是非映画とともにそのご尊顔を拝んでみてください。ちなみに劇中曲には坂本龍一氏が参加していたりと、サントラCDも人気だったようです。

そんなティモシー・シャラメに世界がメロメロにな

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『JKエレジー』  - DJ電熱線のビリビリビリ映画

『JKエレジー』  - DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

女子学生が機関銃とか、チェーンソーとか、日本刀とか、つるはしなどなど...物騒な道具を使って何かを破壊するさまって、男子学生がやるそれとはまた違った快感がありませんか。

群馬県桐生市に暮らす高校3年生の梅田ココアは、学業は優秀だが家庭が貧しく、ギャンブル狂の父親と元漫才師でニートの兄のせいで将来に希望を見いだせずにいた。(https://eiga.com/movi

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『ワイルドライフ』 -DJ電熱線のビリビリビリ映画

『ワイルドライフ』 -DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

『リトル・ミス・サンシャイン』や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などで知られる俳優、ポール・ダノによる初監督作品『ワイルドライフ』。

原作はピュリッツァー賞作家リチャード・フォードの同名小説『Wildlife』で、今回ダノはパートナーのゾーイ・カザンと共同で脚本・製作も手がけているそうです。

1960年代、モンタナ州の田舎町で暮らす少年ジョーは、仲の良い両親ジェ

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