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「私はソレイユ」―詩―

夢と 希望が
背中を押すから
私はヒールを 脱ぎ捨て
スカートを翻し 急な坂道を登り
坂の上で 緑の枝を
ゆったりと広げる 
美しいオークの 大木を目指す

「さよなら」と 乾いた言葉を
投げかけただけで
逃げていく 出逢いが
オークの 枝の影で
ひっそり 休んでいると
コマドリが 小声で
教えてくれたの

運命だから・・
心移りだから・・
長すぎた 春だったから…
愛が 壊れていく時は
幾つもの ひび割れた
グラスが 物知り気に 喋る

でも 私は 欲張りなの
「セラヴィ(C'est la vie)(これが人生)」と
聞いた風な 見栄を張るセリフで
自分の 命が 愛が
満たされることなどないの

あなたの母親との 
思い出世界の 扉を叩き 
母親の 心と言葉を
日記から 拾い集め
あなたの 心を溶かし
必ず ふりむかせてみせる

そして あなたのソレイユになり
胸にだかれて 愛を積み重ねる

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立山 剣
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