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休日ファーストが成果の近道【世界の一流は「休日」に何をしているのか】越川慎司


おはよう・こんにちは・こんばんわ

「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。

※制作スケジュール大幅に遅れてしまったのでこの投稿は(1/20~1/26)分となります。お待ちしてくださっていた方々ホントに申し訳ないです。

今回紹介するのは


越川慎司  著


世界の一流は「休日」に何をしているのか


この本は
一流と呼ばれる人たちが休日をどのように活用し、仕事の日でどうチカラを発揮しているのかについてを解説された1冊。


・仕事の成果が上がらない
・稼ぐトップはどんな考え方してるのか?
・オン オフとも充実させたい

など抱いてるアナタにオススメです。


ページ数は200ほどで、1ページあたりの文字数は少なめな印象です。
私は一気に読みましたが、2.3時間で読破できるくらい軽ボリュームでした。
読書初心者にもおすすめな1冊です。

著者の越川慎司(読 こしかわしんじ)さんは「週休3日・複業」を実践する株式会社クロスリバーの代表取締役で、Windowsなどで皆さん世話になっているであろう「マイクロソフト」の米国本社での職務歴を持っている方です。
(巻末と下記を参考)




きちんと休んでいるはずなのに、疲れが抜けない

そう感じる労働者はおおくいることでしょう。
「働き方改革」が始まって5年近く経ちますが

「テレワークが始まったことで仕事・プライベートの境界線が曖昧になった」
「残業できない分、仕事が詰め詰め」
「休むことに後ろめたさ、罪悪感がある」

といった新たな問題や日本人が持つ「人生は仕事ファースト」という見えない圧力が未だに根付いている。そんな印象です

本書は、ゆとりの持てない日本人について
充実した休日を手に入れ、疲れを溜め込まず
仕事の生産性をアップさせることに重点を置いたような内容です。

その比較として
世界の最前線で活躍する一流のビジネスパーソンの休日の過ごし方を基に「すぐ実行できる『休み方改革』の具体的アクション」について紹介しています。

著者はマイクロソフトでの職務歴があると書きました。
創業者のビル・ゲイツ氏、CEOであるスティーブ・バルマー氏の様子を見てきた人です。

上記2名だけでなく世界レベルで活躍する方々は休日を
「休む意味でエネルギーを蓄える時間」
「知的エネルギーを蓄える時間」
として活用しているのです。


一流として活躍されている方々の休み方と働き方についてまとめられた本の紹介です。


早速解説していきます。




◆世界の一流は仕事より"休みこそ主役"


まずは休みに対する認識について書いていきましょう。

日本のビジネスパーソンは休日を「平日の疲れを癒す期間」と捉えがちでしょう。

一流のビジネスパーソンは「休日こそ主役」という認識で、平日の仕事は大事な休日のためにあると考えています。

「休みにヨットやスキーをやっているのではない。ヨットやスキーをやるために、働いているんだ」と話すなど、エグゼクティブは仕事よりも休日の楽しみを優先して考えており、ハッキリと「仕事は究極の暇つぶし」と言い切る人もいます。
(中略)
日本と欧米では、休日に対する考え方が根本的に異なるのです。

52~53ページ

フランスは「大切なのは家族、次にバカンス」と言われるほど休みを重要視する国民性ですし。

別本の内容ですがドイツも「働きたくない」精神だったり。

国によって価値観は違えど、海外の仕事に対する気持ち的には「仕事ファースト」という認識は薄いイメージです。

「集団の和」というある種の同調圧力をかかえる日本では考えられない価値観でしょうが、カルチャーショック並の衝撃を受けるほど我が国は「仕事第一」という実情に囚われているという認識にもなりますね汗

ここでは『海外は"仕事より休みこそ主役"の傾向にある』ことを覚えていてください。



◆世界の一流は" 疲れる前に "休む


日本のビジネスパーソンは仕事状況を見ながら「ここら辺は休めそう」と仕事にフォーカスを置いているイメージでしょう。

海外のビジネスパーソンは「休むために仕事をしている」ので疲れが蓄積する前に休むことができるというわけです。

著者の越川さんも過去に土日返上で仕事していた時期の持ち主で、最終的には過労と睡眠不足でダウンしたとのこと。

当時の私は「仕事がダメになったら、自分の人生は終わり」くらいに思い込んで、無我夢中で仕事と向き合っていましたが、二度目のダウンで弱気になっているときに着目したのが、私の目には「能天気」と映っていたエグゼクティブたちの働き方です。

彼らの行動を観察していると、疲れたら休むのではなく、疲れる前に休むという「温存戦略」を徹底していることがわかりました。

56ページ

疲れるまで回復するとなれば、その分時間がかかってしまうもの。
自分を追い込んでもいい結果に繋がらないというのが実情です。

また彼らの休日の過ごし方も、上記の考え方に直結しているようです。
日本人は体力を削るように仕事をするので土日を疲労回復に使う傾向ですが、海外のビジネスパーソンは週末にスポーツや趣味、バーベキューを楽しむなどアクティブに過ごすことが多いようです。

日本人が「静」で疲労回復するのに対して、海外のビジネスパーソンは「動」によってリフレッシュしているのです。


脱線しそうなのでまとめますと
海外のビジネスパーソンは「疲れる前に休む」ことをキホンとして、休みはアクティブに過ごすことを覚えておいてください。




◆世界の一流は「芸術と読書」を重視する

世界の一流たちは「芸術」と「読書」を重要視しています。順に説明します。


1.芸術

芸術鑑賞のメリットとして

・リベラルアーツを身につける
・右脳に刺激を与える

という2点の恩恵があります。

「いきなりカタカナと脳科学んなった、、」とドン引きでしょうがブラウザバックせずおつき合いください汗

リベラルアーツとは、簡単にいえば「一般教養」という意味ですが、欧米では「実用的な目的から離れた純粋な教養」という認識のようです。

これだけでも難しい内容なのでめっちゃ噛み砕いて説明するなら
芸術を通じて「いろんな面からモノゴトを見るチカラ」を吸収しているみたいな感じです。

そこから新たな発想を生み出すってことでしょう。

もうひとつの「右脳を刺激」について

人の脳は左脳と右脳どちらかが疲れると、反対の脳が活性化するようです。

平日は理論的な思考を使う左脳を酷使しているので、休日を生かしてアートを楽しむことで右脳を活性化させるのです。

右脳は「感覚や直感」を司るので、芸術で刺激を与えることで想像力やイメージ、発想力を高めることに相乗効果があるということです。

左脳・右脳のバランスこそが仕事と休日をバランスよくするために必要な攻略なのです。


2.読書

読書についてはイメージしやすいでしょうが
「知識を深め、想像力を鍛える」ことに大きく貢献します。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は毎週1冊(年間50冊)のペースで読書されているとのこと。

スペースXやテスラ、日本ではX(Twitter)で有名なイーロン・マスク氏も若い頃には1日2冊のペースで読書されていたようで、ロケット関連を中心に歴史や哲学など幅広い分野の知識を得ているとのことです。

世界の一流たちは読書を

・知識を深めること
・発想力や想像力を鍛えること
・自己効力感を高めること
・未来を見通すため

など生きていくうえでのコンパスを得ている
そんなイメージなのかもしれません。

毎週読んだ本の投稿をしている私としても読書することで「新たな学び」「忘れていた知見に再び気づける」など、多くの恩恵をいただいているので個人的にもオススメです。
(まぁ遅れまくってるペース今必死に挽回してる最中ですがね汗)




◆サードプレイスはとくに大事


思ったより長くなってきたので最後は個人的にもオススメしたい内容で終わりにします。

サードプレイスとは自宅・職場(学校)とは別の「第三の居場所」を指す言葉です。

本書全体を通して、世界の一流たちもサードプレイスを大切にしている印象です。

この項目の関連ページ読んで忘れていましたが
世界の一流たちは「土曜はアクティブの日」「日曜は整える」ことを意識されているようです。
日曜は次の日に備えて「静」でチャージする日なので、その前の土曜に「動」のチャージとなるアクティブな活動に徹するわけです。

重要ながら書くの忘れてたことここで謝罪します汗

話を戻しますと、一流ビジネスパーソンは土曜日をジョギングやバイクなどのツーリングをするなどの「アクティブな時間」に充てることが多いのですが。
趣味が「サードプレイス」と結びついているのも特徴です。

サードプレイスは家族や仕事仲間とは異なる、気の合う仲間たちと共通の趣味を楽しめたり、行事やイベントなどに積極的に参加することに繋がります。

サードプレイスを持つことのメリットとして

・日常の忙しさを忘れて、ストレス発散できる
・いろんな出会いで新たな価値観に触れられる
・硬直しがちな発想が柔軟になる
・仕事のヒントや新たなアイデアが浮かぶ
・モチベーションが上がることで前向きになる

157~158ページ参考

といった恩恵が受けられます。

利害関係や上下関係、社会的立場から一時的にでも離れられたり、同じ価値観を持つ人たちと腹を割って話し合える機会が彼らにとって一番のストレス解消となっているわけです。


【まとめ】

・世界の一流にとって「休み」は仕事より重要
仕事第一になりがちな日本と比べて驚きだが
「大事なのは家族つぎにバカンス」という考えは海外とくに欧米では当然な価値観なのです。


・世界の一流は疲れる "前" に休む
世界的には「休むために働く」がスタンダード。
平日の疲れを「静」で癒す日本人と違い休みはバーベキューなど「動」のイベントが主になるなど海外では「休日」こそが全てにおいてのメインとなる。


・世界の一流は「芸術・読書」を重要視する
芸術は自分にない発想や教養を受け取ることのできる貴重な機会、かつ平日疲れがちな左脳に変わって右脳に刺激を送り、脳のバランス調整になる。
読書もじぶんにない知見を得るための必須事項。
知識は人を成長・回復させるのに最適なのだ。

・世界の一流は土曜を「アクティブ」
 日曜を「整える」ことに重点を置いている。

運動や出かけることなどのアクティブなことを土曜に終わらせ。
日曜は翌日に向けてリラックスしたりゆったりしたりにエネルギーを使う。

・世界の一流でなくてもサードプレイスは大事
上下関係 利害関係なしに価値観の合う人同士で同じイベントや行事に参加することで、普段のじぶんを取り戻すことに繋がっているし。職場や自宅では気づけない新たな発見に触れることにも繋がります。



といったところで終わりにします。

他にも

・日本人が休めない理由
・「ワーク・ライフ・ハーモニー」とは?
・メンタルだけでなく脳も休める
・早朝から働くメリット
・長期休暇をとっても仕事が成り立つ理由
・趣味が仕事の効率化につながる
・休日は他人から評価されない自分軸の時間
・リラックスタイムで将来について考えてみる


など触れきれなかった項目だらけです。

ここまで読んで
「知らない世界をもっと知りたい」
と思ったそこのアナタにおすすめです。




他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しておりますが、投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
可能な限り更新していきますのでよろしくお願いいたします。



【余談】サードプレイスと読書についてもう少し語りたい


ここはわたし個人的な感想を軽く書いてく場なのでご興味ある人のみ読んでいただければと思います。


投稿で触れた「サードプレイス」「読書」について少しだけ語りますね。

サードプレイスの復習ですが
自宅(家庭)・職場(学校)とは別の「第3の居場所」
を指す言葉です。

わたし自身サードプレイスの存在に救われている身です。


私の主なサードプレイスはヲタ活ですかね。

今も含めて昔から「普段の生活で会うことのない生き方をする人」の出会いに衝撃を受けまくりです。

・ほぼフリーランスみたいな働き方の人
・外回り営業として自由に時間設定している方
・テレワークに近い働き方を自らで実現してる人

あげればキリないくらい様々な生き方に触れてきました。
それは今でも変わらず会う度衝撃です。

働き方や歳は違えど「同じグループを好き」という共通だけで「異なる生き方」をしている人たちに出会えたのは奇跡としか言いようないですからね。
日々衝撃受けております。

また題名に「読書」も含めましたが、著者との対話の意味では立派なサードプレイスです。

読書というと真剣に読み込む際は1人でしょ
というイメージするかと思いますが

読書はある意味で「著者との対話」という見方もできます。


今回の本書も、私と越川さん2人の対話のようなものですし。

そう考えると、読書もサードプレイスのひとつって見方にもなるんですよね。


著者以外にも

・過去の苦い経験から会計士になった人
・フリーランスとして働く人
・海外で作家をされてる人
・もうこの世にはいない人

など、自分とは違う多くの方々とも対話できている。そして新たな見方を知ることができる。

この「本解説」を始めてもうすぐ2年近く経ちますが、読む度に新たな発見に巡り会えます。


私が「投稿を始めてみよう」と抱いたキッカケは「自分の中で、何か変えたい」と思ったことが始まりだったと思います。

昔は接客をしていたり、今は内勤ですが思うような結果が出ず、いや歯車として成り立っているかも正直分からないほど、、、と書いてきゃキリないんでここは省略っと汗

・「外で店舗接客から抜けるには会計士などの資格がないと無理」という話突きつけられたり
・営業をしていた時も評価もらえず「アルバイトしか君にはムリ」まで言われる始末

「内向型のわたしに理想的な働き方って無いのか」と日々絶望でした。

そんな時に出会ったのが「本の解説YouTube」でした。
その中で紹介された本をキッカケに

・動画編集 ライティングなど「己の実力」で内向型も戦えること。
・私が見ていた世界は「凝り固まった圧力・難関すぎる世界・就活からが全て」のみで視野が狭かったこと。
・「あなたの文章おもしろい」などその世界で活躍されてる方から好評いただいたり。
・SNSなどを通じて可能性はいくらでもあること。

世界は広く、可能性はたくさんある事を知れました。
これは普段の生活や凝り固まった思考しか触れて来なかった私にとっては革命でした。


サードプレイスから少し脱線しましたが
自分のいつものゾーンから抜けることは新たな世界を知るキッカケなんだと知ることができ、仕事や生き方に悩む今のわたしの心を救ってくださっています。

結論いいますと

自分のサードプレイスを見つけて、人生の可能性を広げよう!

というお話でした。

まぁ何の結果も出てない私が言える口じゃないっすけどね汗

少し書くつもりが長文になってしまった。。

言いたいこと言えてスッキリしたんでこの辺で終わります。



三連休まさかの3冊分投稿するかたちで終わってしまい動揺しそうだが、なんとか1ヶ月遅れってとこまでは追いついてきたので、ここから一気に、でも無理のない範囲で挽回目指して頑張ります。

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