最近読んだ本:世界中の翻訳者に愛される場所
白地の表紙には『世界中の翻訳者に愛される場所』というタイトルと、手書きのように見える黒くて細い線で描かれた建物のような形と、片隅に踊る淡い浅葱色のアルファベットだけ。翻訳者に愛される場所、書店かな、土地かな、どんな場所なんだろう。ぱらりと開いてみると、そこには空想の世界にしか存在しないと思っていた「翻訳者の家」がありました。
ドイツ西部の花の町シュトラーレンにあるヨーロッパ翻訳者コレギウム。年間数百人の翻訳者を受けいれ、仕事部屋や奨学金を提供している施設だそうです。滞在資格