
読書の記録を年表に
これまでに読んできた歴史小説やノンフィクションを年表にまとめてみました。「完全なる趣味」です。
Excelの縦軸を時間に、横軸を国(主な舞台)にして、ブクログに記録してあった読了本をぽちぽちと入力しました(映像作品、絵本も含む)。

このあたり。
「時間」はできるだけ記載を確認しましたが、時代背景が明記されていない作品はだいたいのあたりで入力し、時間軸が行ったり来たりする作品は一番古い場面を、長期間にわたるものや伝記の場合は中心となる場面で入力しました。
これまでのところ自分が読んだ作品のなかで一番時代設定が古かったのは、荻原規子さんの『白鳥異伝』(古代)。一番先(?)の時代はカズオ・イシグロの『クララとお日さま』(近未来)でした。
「この作品も時代背景が同じだったんだ」という新しい発見があったり、「この作品の主人公がこんなことをしていたころ、あの作品ではあんなことが起きていたのか」と作品同士がつながったりして、実に楽しい作業でした。特に興味あるチューダー朝やヴィクトリア朝を舞台にした作品はやはり読んでいる数が多く、自分の読書傾向を再確認することもできました。
数年前からあたためていた読書の年表化。ここにきてようやく実行に移せたのは、『虎に翼』とともに大正から平成までを完走したことと、18世紀末が舞台の『アルモニカ・ディアボリカ』や海外の古典作品を何冊か読み、自分のなかでぼんやりとあった作品同士の横のつながりを具現化させたいなと感じたことがきっかけでした。
ブクログを使い始めた2011年よりまえの読書記録は手元にないのですが、忘却のふるいにかかってもまだ覚えている作品がいろいろあるので、それらも年表に加えていこうと思っています。そして、時間のふるいにかかっても残っている古典作品をもっと読んでいきたい。私にとっては、「これを楽しむにはもっと読書筋が必要だな……」と思われる古典作品も多いのですが、昨年の本が読めなかった時期よりはだいぶ前進してこられたかなと感じています。