【うつ】 不安と向き合う 5
本心はこう思っている。
「もう嫌だ。仕事なんて行きたくない。」
「人に嫌われるのが怖いよ。」
「もう疲れたよ。休みたいよ。」
でも、長い間無視し続けた。見ないふりをした。
いつしかそれが習慣になっていたのだ。
それすら気付かないほどに。
(重症であるほど気付けない。)
人に受け入れられるように、自分を演じてきた。
誰に受け入れられたかったの?
…お母さん
そうだ…お母さんだ。
お父さん、お母さんのこと本当は大好きだった。
自分を認めてほしかった。
どうしてほしいか分かっちゃうんだよね。
だから心を無視しても認めてもらおうとしたね。
そうやって今まで生きてきた。
自分のこれまでの考え方を否定したくなかった。
だってそうじゃないと生きてこれなかったから。
本心をボロボロにしながら、懸命に生きてきた。
「もういいんだよ。頑張ったね。ありがとう。」
涙がとまらなくなった。
うつになって初めて自分で自分を認めることができた。
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