遂に父と着手!!2024年の確定申告ドタバタ劇…毎年分からなさすぎるし、面倒くさすぎて、頭が痛い問題シリーズ
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そして翌朝、時刻通りに父は“突進”してきた。
「マイナカードと(色々詳細が書いてある)メモ貸して。」
といって、メールを見出した。
でもよく見るとスマホに来るメールはもっと早くに来ていた。
「お父さん、連絡のメール、もっと早くに来てるやん。何で言わへんかったん?」
「だからアンタにずっとメールが来とると言っとった!」
「……。」
そういえば、実家に行った際に、何か父が「メールが来とる。」とだけ私に言ってくるのだが、具体的な主語や目的語もなく、正直意味がわからなかった。また私も実家に行った時に、やる用事で慌ただしく、そこまで考える余裕もなかった。
(元々言葉足らずやけど、それだけでは何のこっちゃか分からん!!)と少々怒りと呆れがあったが、父には言わずに黙々と作業を続けた。
とりあえずメールを見たが、何だかよく分からない。しかも去年になかった“確定申告の事前準備”なるものがあり、「何じゃこれ?」となった。
もう既に私の頭は爆発しそうだ。父に聞いてもさすがに分からないだろう。
「もうお父さん、今日全部持ってきてるんやろ?今から早速確定申告やろか?」
「うん、ええで。でも11時にはここ出なアカンねん。昼食べて、来客対応せなアカンから。それまでやったらええで。」
そこからいよいよ“父と私VS確定申告”の闘いのゴングが鳴ったのである。
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何度も何度も、項目と数字を一ケタずつ読み上げて、お互い確認しながら、入力をする。
最初は手こずったが、途中から順調だ。これなら11時までに終わるかも知れないとちょっと希望の光が見えてきた。
「お母さんのマイナカード貸して。」
「持ってきてない。」
「………。それないと、この先進まれへん!」
(なんでやねん、お父さん!!こないだからあれだけ言っとったやろ!!)
と私は心の中で叫んだ。
時計を見ると11時だ。
「どうすんの?お父さん、5日後しか今のところ直近で空いてないんやろ?」
「そうやねん。せやから今日の来客終わったら、また午後来る!」
「何時くらいになりそう?」
「ちょっと分からんな。昼から来られるけど、どれくらいの時間かかるか分からへんし。」
「あ、そう。じゃぁ、待っとくから、また来てな。気ぃつけよ。」
と送り出した。
(第2ラウンド突入かぁ~。でも5日後またこれやるんもキツイしなぁ~。やっぱり今年2人ともアカンな!!)と思いながら昼食を食べた。
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14時になっても15時になっても、連絡もないし、来ない。
もうくたびれて、半分寝かかった所で、インターホンが鳴った。
「お疲れ様。とりあえずやろか。」と父を迎えたのが15時半。
さっさとやらないと、お互いしんどすぎる。
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そして、午前中と同じ要領で入力を慎重に進めた。
母の保険関係の入力もできた。
私は何度も「これで保険終わりやね?もう他にないね?」と何度も確認したら、父は「ないっっっ!!」と言ったので、次に進んだ。
いい感じで進んでいたが、最後支払い方法を問われた。
いつもなら納付書だが、銀行関係に行ってもあるのか、分からない。あってもまた一から書かないといけないので、父にどうするか尋ねた。
銀行口座を持ってきていたので、口座引落をしようとすると、何か別の書類を提出しないとできないと書いてある。
「もうお父さん、クレジットカード払いにしたら?いつも明細も来るようにしてるって言ってたしさ。わざわざ収めに行かんでええみたいやし。」
「そうやな、じゃあそうするわ。」
と言って、最後までプリントアウトして、後は納付関係の手続きに入った。
すると、納付金額毎に、手数料を徴収すると表が書かれていた。
「もっとはよ、言いよ!!!こんなん、全部終わってから言われても遅いわ!」と私はブチギレた。
父も「えー…。」といった表情である。
毎年、納税額がじわりじわり上がっているなとは思っていたが、この手数料のせいで千の位が一つ上がってしまって、数字のマジックだが、何だかたくさん収めないといけないように見える。
「まぁ、来年は来年でクレカ継続じゃないみたいやけど、今年は堪忍して。来年はこれを教訓にまた考えよう。」
そう私は言った。そして父は「ありがとう。」と言って帰った。
今年も2部に分かれたものの、結局、処理時間合計3時間かかり、例年と変わらなかった。
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父が無事に終わって今出発したと母に電話すると、
「できたん!良かったわ。マイナカード私の分持っていった方がええんちゃうん?って何回も言ったのに、いらんて言うてからに…。」
なんだ、母も言ってくれてたのか。なぜ人の話に耳を貸さんのだ、お父さんよ!!
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父を見送った後、ドッと疲れが出て、夫にLINEをして休んでいた。
その後、夫が帰ってきたことも知らず、ご飯もできていて、夫に起こされた。
夕飯後、いつの間にか寝てしまっていたが、とても恐ろしい夢を見た。
何と夫が横で縛られている前で、知らない男に襲われかけて、必死に夫の名前を読んで、その男を蹴ったりして何とか逃げ出した。
その後、百貨店みたいなところの階段やエスカレーターで逃げ惑ったが、ついに見つかり、ナイフで刺されそうになった。
結局うまく逃れて、タクシーに乗って逃げれたが、何故か襲った男の物と思われる、見慣れぬ赤い携帯がカバンに入っているのを見た所で目が覚めた。
そこから怖くて、しばらく寝られなくなった。
ちなみに赤い携帯はよろしくないようだが、全般的に吉夢らしい。
ホンマか?????
母によると、父も確定申告の前後寝られなかったらしい。
さすが我が父、血がガッツリ繋がってるだけのことはある。
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その後、父から「もう1件保険あったわ。」と言われたが、
「今年はもう終わったから諦め。せやから何回もこれでもうないか?って聞いたやろ?」と私は脱力しながら言った。
来年、確定申告はできなくても良いが、父一人でもメールを見られるように、我が家でスマホの操作方法を特訓したが、来年どこまでできるか怪しさ満点なのである。
最も父は、少しコツを覚えたので、「最初の部分を言ってくれたら、大丈夫やろ。」と楽観的だが、その分こちらに負担がくるので、何とか頑張ってほしいと、心底切望する、らびっとであった。
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