弟がなぐさめてくれた?!
私が学生の頃、母に怒られて、庭に出た瞬間、掃き出し窓の鍵を閉められたことがある。
なんで怒られたかは全く覚えていないのだが、私が言うことを聞かないので、そうなったのだと思う。
しかしいくら私が悪いといえ、「そこまでする?」と今思い出してもその母の激しさには私はついていけないし、理解できない。
仕方がないから、庭に弟(昔飼ってたうさぎ)を放してやり、ぼーっと座って庭を見ていた。
多分、「ここまでせんでもええやんか。」とかブツブツ言ってのではないかと思われるが、我のことなのに、そこらへんも覚えていない。
弟は“行ってはいけないエリア”に早速行ってるが、注意もせず放置していた。
しばらくすると、何か足がサワサワする。
なんと、弟がやってきて
「姉ちゃん、どないしてん?遊ぼーやー。」
といった感じで、噛むこともなく、私をツンツンと鼻で触ってくる。
「くーちゃん!!」
私は嬉しくなって、思わず弟を抱きしめた。何ならこの理不尽な状況(らびっとから見て)に耐えられず泣きそうになっていた。
そして「ありがとう。」と言って、彼を放してやると、
思いっきり後ろ足で土を蹴り上げ、私に土をかけて去っていった…。
弟にすれば
「何すんねん!!誰が抱っこせぇ言うた!!」
と怒ってしまったのだろう。
この家、激しい人ばっかりやなと去っていく弟を見ながら、私はボー然としていたのであった。
この頃、弟はまだ状況的には良かった。
まさか2年後に、状況が激変することを我々も知らなかった。
その話はまたの機会に…。
※写真は弟ではありません。お借りした写真ですが、なかなか彼に似ていて、とても懐かしいです。
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