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2024年1月の記事一覧

小っちゃいけれどアツすぎる!絶品ミニ焼きおむすび【ベスト3】

《連続1664日目!》 ここ近年のおむすびブームによって、その地域でしか食べられない珍しい具や、豪華に盛り付けられた映えおむすびなど、どんどん種類が増えている。 自分は1600日以上、noteの中でおむすびレポートを書いているが、ただ食べて書くだけでは伝えられることも限られている。 そこで始めたのが、これまでのレポートを仕分けして、世の中にこれまでなかったような視点でまとめあげていくこと。 もしかしたら、おむすびや日本の食文化の価値を上げていくことに、なんらかのカタチで

次の一手

病気の時は、夜が長い。 昼にずっと寝ていたりするから、生活リズムがズレるのだ。 夜10時頃布団に入っても、夜中2時〜3時まで眠れないことがよくある。 そんな時は、ひたすら自分にとって楽しみになるようなことを考える。 今回は買いもしない腕時計をネットで検索して、自分の好みを分析してみた。 腕時計って、今更ながら数万のものから数百万するものまであることを知って大層驚いた。 ちなみに恥ずかしながら、生まれてこのかた腕時計を買ったことも着けたこともない。 それを検索しながら「これ

1991年生まれの僕と同い年のアルバムの話①Out of Time/R.E.M.

高校生の頃、R.E.M.というバンドの名前を知ったのは雑誌『ロッキング・オン』の記事がきっかけだった。記事の中でアルバム『Out Of Time』が名盤として紹介され、USオルタナティブの先駆者だとか、政治的なメッセージを投げかける歌詞がすごいとか、とにかく絶賛されていた。 金が無かった学生時代、板橋区立の図書館で奇跡的にR.E.Mのベスト盤を借りること成功した僕は、彼らの代表曲である『Losing My Religion』を聴いて率直に思った。 「なんて暗くて地味な曲な

勇敢であれ!若き代表ゴールキーパー 鈴木 彩艶

サッカーのアジアカップの地上波放送がグループリーグで1試合だけというのは、実に寂しいものだ。 高騰化する放映権料と視聴率のバランスがとれないのかわからないけれど・・ アジアのサッカーは成長している 先日、行われたイラク戦は、その唯一の地上波放送。 DAZNでの中継もあり視聴環境がばらけた中で、視聴率17.6%はコンテンツとしての可能性はまだまだあるという証にもなったのではないだろうか。 とはいえ、それは試合内容がふるわなかったことが、視聴率につながっていたという見方もで

ディズニー!USJ!ジブリ!ムーミン!人気テーマパークに隠れている"おむすび"を探しだせ

《連続1659日目!》 巷にブームが来ているとはいえ、おむすびはまだまだ地味な食べ物だと思う。 ごはんに海苔、そして具というシンプルな組み合わせ。 美味しいけれど、どこか普通というか馴染みすぎている感じもする。 なにかが足りないのかな。 そうだなあ。 もう少し、キラキラした要素が足りないのかも。 でも、おむすびにデザートみたいなキラキラした要素を加えるのも限界があるし・・ そっか、おむすび自体をキラキラさせるのではなく、キラキラときめく場所で食べればいいんじゃない

つなぐバトン

今日1月30日は、僕にとって節目だった。 僕は相変わらず自宅でのリモートワークで、会社には出社できていないのだけど。 今日、会社が合併した。 note上では初めて明かすのだけど、実はここ9年くらい会社の代表取締役をやっていた。 合併の話がまとまったのは去年の10月くらいだっか。 もともと1つのデザイン会社が、会社の事業展開によって「デザイン」と「映像」の2社に分かれた。それが2014年。そこから映像側の代表として今日までやってきた。 「合併」なんて、仰々しい言葉にはなっ

10倍に成長したあなたの優しさを見落としていた

次女が鉄棒で逆上がりに成功したときの動画を観返していたら、長女の優しさと私自身のいたらなさに気づいて涙ぐんでしまった。 * 我が家の双子姉妹(6歳)はたぶん、運動が得意なほうではない。ピアノに向き合う情熱に比べたら、体育にかけるそれは軽く、どちらかというとインドア派。どんくさい私に似てしまったのか、と申し訳ない気もする。 6歳になっても逆上がりができないことがさらに体育や運動を嫌いにさせているようだ。「体育、いやや。逆上がり、できへんもん」、そんな言葉を彼女たちからなん

家族の言葉。

今日もわたしたちのまわりには ひどい言葉も、やさしくみえる言葉も ぶっきらぼうだけど、沁みる言葉もあって。 それでも言葉のまわりで悲しいことは起こり 続けている。 そこに触れた途端に心に火がついたり。 その火が消えないまま、くすぶり続けている 熾火みたいな言葉があるんだと思う。 だれにも。 わたしは、誰かが言った言葉をどこかで それは心なのか頭なのかわからないけど。 もう一度咀嚼してからじゃないと、書いたり 言ったりわりとできないので。 コスパは悪い。 その言葉

最後のお弁当作り

私の16年間のお弁当作りも、いよいよあとわずかで終わる。 来週には、高専に通う息子の学生生活最後のテストがあり、その後は3月の卒業式まで彼らは少し長めの休みに入るので、彼のお弁当は来週までで、もう、いらなくなる。 私の暮らす地域は中学校に給食がなく、中学入学とともにお弁当が必要だ。 長女が中学生になって以来、間隔を空ける年もなく、朝から子どもたちのお弁当を作ってきた。(夫はお弁当がいりません) 長女は、中学校入学からうちを出るまでの13年間。 長女と9年歳の離れた息子

シアターGロッソ・キングオージャーショー 素顔の戦士公演 2024/1/20

シアターGロッソへキングオージャーショーの素顔公演を見に行ってきました。 運良く、前売りチケットが買えて 見に行くことができました。 毎年、秋頃と冬から春先にかけて、変身前の役者さんがショーに出演する 素顔の戦士公演(特別公演)を行っていて 楽しみのひとつでもあります。

¥100

咳をしてもひとりを想う夜。

少し前、ひとりで風邪をひいていた。 咳をしてもひとりっていう句を若い頃 聞いた時は、だから? って思っていたけれど。 ひとりで暮らす時はSpotifyとか テレビとかスマホからでる音以外は わたし発の物音だったりする。 廊下を歩く音、掃除機のトリガーを つい触れてしまってびゅーんみたいな 音を夜中にだしてしまったり。 お茶碗を洗う音、キーボードをカチカチ やってる音。 スイッチをぱっちんって消す音。 咳をしてもそうだし。 歩いてもそうだし、鼻歌だって それ歌?とか

冬眠しないムーミン谷に行ってみた

《連続1658日目!》 「ムーミンやその仲間は、寒さに弱いの」 「だから、冬の間はずっと寝てるんだよ」 ムーミンのことをちょっと知っている人であれば、これくらいは常識ですよね。 でもね。 真冬なのに、冬眠しないムーミン谷もあるんだ。 いや、冬なのにむしろ賑やか。 それは・・・ 飯能にあるムーミンバレーパークのこと。 都内から電車で50分。埼玉県の飯能の静かな湖沿いにできたムーミンバレーパーク。北欧の街並みを再現したメッツァビレッジに併設されていて、落ち着いた風景の

小さな命の灯し火 【 見送ってきました 】 ( 愛犬との最後の記録 完 | 2024年1月26日 )

***** 2023年12月28日、余命半年と診断された愛犬ここちゃんとの生きる今を書いています。 ***** 2024年1月26日、午後。 10年間、人生をともにしてきた愛犬のここちゃんが天国へ旅立ちました。 今は、僕のそばにある棺の中でただただ静かに眠っています。穏やかな可愛い顔つきです。 明日は火葬場に行くのでこの姿を見られるのも今日が最後です。 容態が急激に悪化したのは2日前の水曜日の夜。 駆けつけた病院で告げられたのは急性腎不全。がんの併発でした。老犬の急

ねこのひげ

なんだろ?これ。 こたつに入ろうと、こたつ布団をめくった時に一本の細長い線のようなものが落ちていた。 つまみあげて、まじまじと見てみる。 僕の髪の毛より長く毛先は柔らかいが、毛根らしきところは固い。こたつ布団に刺せるくらいだ。 あー、ねこのひげか。 最近こたつの中で寝ていることが多い、ウチの猫「まるお」。鼻の近くから生えているひげと見比べてみるが、どうやら同じもののようだ。 まるおと暮らし始めて2年半が経つが、今までヒゲを拾ったことはなかった。 何気なくスマホで「ねこ