ラジオ体操を続けようとした話
きっと誰もがやったことがあるであろう
「ラジオ体操 1番」
それを朝起きたらすぐやろうと、半年前くらいに決めた。
取り組んだ結果は……正直よくわからない。
*ムキムキな人との出会い
大学生になって、筋トレマニアという人種を知った。
筋肉は正義
筋肉は全てを解決する
筋トレしよう
脳筋とは彼らの事を言うのだろう。
「筋トレマニアというエンタメ」という認識で彼らを見ていた。
またの名をボディビルダー
ボディビルには興味がないので、傍から眺めていた。
積極的に筋トレしようとは思わなかった。
ただ、彼ら
何故か滅茶苦茶自己肯定感が高い
また、何かにつけて筋トレの勧誘をしてくるw
そして、気づいた。
「日々の筋トレ」
「ちょっとずつ出来ることが増えていく」
これらが小さな成功体験の積み重ねとなって、あの自己肯定感に繋がっているのだろう。
女子大に通っているという
あのムキムキな女の子
剣道部元主将で
SNSに筋肉を晒してるあの人
今も元気にしているだろうか?
*筋トレを推す人々
ただ最近、ムキムキではないけれど、筋トレ推しの人に数名会った。
理由は様々
健康的に痩せるため
気分転換のため
自信をつけるため
ある人は「太ったままだとやばい」と思って、健康について調べて、栄養学や筋トレについてガチで勉強して、1年後にはスタイルのいい人になっていた。
ある人は「悩むのは暇だからさ、まずは身体を動かそう。筋トレしよう!」と主張していた。
いきなり筋トレらしい筋トレをすると身体を壊すので、階段を使うとか、ちょっと体操するとかそんな程度でもいいらしい。
ちょっと体操する程度の筋トレ
やってみようかなって思った。
*ラジオ体操、なんかすごいらしい
そんな中、ラジオ体操をやたら勧めてる本をたまたま読んだ。
今知られているラジオ体操は
体操のオリンピック選手など様々な専門家が
老若男女を問わず誰でもできるよう考え抜かれたものらしい。
肩こりが改善するとか、生活の質が上がるとか、体型がよくなるとか
いいことが色々あるらしい。
あと、この2つについては初めて知った。
腕を振ってあしをまげのばす運動の時につま先を上げ下げする
胸をそらす運動のときに手の小指を上に向けて伸ばす
ちなみに、朝ラジオ体操をするときは
ラジオ体操のあの音楽は流していない。
ラジオ体操は全部覚えているので、あの音声とあの音楽を頭の中で流しながらやっていた。
読んだ本はたぶんこれ
*イフゼンルール?
メリットがあるらしいと知っても、習慣にはならなかった。
そんな中、こんな記事を見かけた。
習慣化のメゾットの一つで、普段やっている行動をトリガーとして習慣化したい行動をするってルールを決める方法。
これを見て「朝起きたらラジオ体操をする」というルールを定めた。
以前よりは続いた。
一応書くが、上巻しか読んでない。
*自己紹介のネタになった
就活してた時、自己紹介で「朝起きたらラジオ体操をしてます」って言ってたら、人事のウケが良かった。参考までに。
でも、毎回根掘り葉掘り聞かれたから、噓はきついかもね。
*やっぱり続かなかった
就活休止後、ラジオ体操の存在を忘れてしまった。
やっても、「ちょっと元気になったかも」ぐらいの効果。
やったらやったでいいことがある気もするが、
面倒くさくなる時もある。
何せ寝起きにラジオ体操である。
面倒くさくなる。
*なにもしないよりはいいではないか
トランスセオレティカルモデルってのを最近知った。
行動変容の段階についてのモデルなんだって
行動変容にあたって、
前熟考期→ 熟考期→準備期→実行期→維持期
というプロセスを辿るというモデル。
ちなみに、実際に実行しているのは「実行期」と「維持期」
人は実行期と維持期を繰り返して、習慣になっていくらしい。
維持期に入るまで6ヶ月かぁ
もう、やらない日があっても、やる日があっても別にいいではないか。
自分がこれをやり始めた目的は「習慣化」ではなく、「健康と目覚ましと成功体験の積み重ね(と就活のネタ)」である。
やらない日があっても、気が向いた時にまたやればいいではないか。
そう考えるようにしたら、ラジオ体操をやる日が増えた。
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