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3匹の猫から美容の本質を学んだ日


実家には3匹の猫がいる。


名前は、ココア、チャイ、マル


彼らは、気ままに暮らしながらもどこか風格があり、堂々としている。


その毛並みはつややかで、私がどれだけ高い化粧品を買いあさっても勝てないだろう。

そんな猫たちが、私に美容の本質を教えてくれたのは、つい最近のことだ。


今年の正月に実家へ帰省したとき、彼らと過ごす中で気づかされたのだ。


肌荒れに悩んでいた頃

振り返ると私の人生は肌荒れの連続だ。

私が深刻な肌荒れに悩んでいたのは、10代中頃から30代になるまで。

最初のニキビが顔にできたときは、それほど気にしていなかった。

けれども、それが次第に顔中に広がり、自分の姿を見るのが嫌になっていった。

友達と遊ぶことすら億劫になり、普段当たり前にできたていた事ができなくなった。


鏡を見るたびに自分を責めた。

肌荒れがひどいときほど、自分に価値がないように感じてしまうものだ。


けれども、そんな苦しい日々にあっても、実家に帰ると猫たちの存在が私を癒やしてくれたを覚えている。


彼らはいつでも変わらない姿で私を迎え入れ、何も言わずそっと寄り添ってくれる。


その穏やかさに何度救われたかわからない。

↑(私のニキビの完治までの道のりはこの記事に余す事なく書いている。有料ではあるが、気になる方は是非。)


学んだ美容の本質とは

正月休みに実家へ帰り、久しぶりに猫たちとじっくり過ごした。

そのとき、ふと気づいたことがあった。

彼らは毎日を実にシンプルに生きている。

それなのに、あのつややかな毛並み。
輝くような健康的な姿。

「この子たちの美しさの秘訣は何だろう?」と考え、観察していると、いくつかのポイントに気づいた。


猫たちの生活で欠かせないのが「休むこと」。

よく寝る→寝る子→猫
これが猫と呼ばれる由来らしい。

ココアとチャイは1日の大半を寝て過ごしている。

朝起きて「おはよう」と言ったかと思えば、日向の暖かい場所を見つけてぐっすり眠り始める。

昼間に少し遊ぶこともあるけれど、またすぐにお昼寝タイム。

そして気がつけば夕方まで寝ていることも珍しくない。

そんなココアとチャイを見ていると、彼らがいかに「休むこと」を大切にしているかがよく分かる。

嫌なことや怖いことがあると、彼女はためらいもなくその場を離れる。

無理に立ち向かうのではなく、自分を守るために身を引くその姿勢に、私は学ぶことが多い。


ココア 朝から夕方までよく眠る


さらにチャイは、とても人見知りだ。

初めて来たお客さんには一切近づかず、警戒心を露わにして隠れてしまう。

無理に相手に合わせることはせず、自分のペースを大事にしている。

これこそがチャイの強さだと思う。


彼女は自分がストレスを感じる状況に身を置かない術を、本能的に知っているのだ。

一方の私は、肌荒れに悩んでいた頃、心の余裕を失い、焦りや、ストレスから睡眠時間を削ることもしばしばだった。

美容どころか、日常生活すら乱れていた。

けれども、猫たちの姿を見て「まずは心を癒やすことが大切だ」と改めて気づかされる。

ストレスを減らし、しっかり休むこと。

それが肌にも影響することを彼らは教えてくれたのだ。


チャイ 人見知りで恥ずかしがり屋


自然体である事の美しさ

マルはまだ1歳。我が家のアイドルで、その行動の一つひとつが、家族を笑顔にしてくれる存在だ。

小さいながらも大胆で、どんなときでも自分らしさを貫くマル。

そんな彼女の何気ない行動が、私の美容観を変えるきっかけになった。

その日、リビングでぼんやりしていた私は、マルがカーテンに向かって飛びつくのを目にした。

軽やかにジャンプし、前足でカーテンを掴む。


何度も失敗しては転がり、また立ち上がって挑戦するその姿は、無邪気そのものだった。

「そんなに一生懸命になって、何をしているんだろう?」と観察していると、マルは少しも焦ることなく、自分のペースで楽しみ続けていた。


カーテンの向こうに光が差し込むと、まるで目標を達成したかのように、得意げな顔で家族のほうを振り返る。

その瞬間、私は思わず笑ってしまった。

そして同時に、あることに気づいたのだ。

私は肌荒れに悩んでいた頃、常に結果ばかりを気にしていた。

どれだけ効果が出るのか、どれだけ早くニキビが治るのか。

その焦りがかえってストレスとなり、肌にも悪影響を与えていた。

でも、マルは違う。

彼女は結果にこだわるのではなく、「今この瞬間」を心から楽しんでいる。

失敗しても、それを恥じることなく、何度も挑戦する姿勢。

そんなマルを見ていると、私の過去の考え方がいかに窮屈だったかを痛感した。

美容においても同じことが言えるだろう。

完璧な結果を求めすぎて、自分を追い込む必要はない。

むしろ、プロセスを楽しみながら、試行錯誤していくことこそが、心も肌も美しくする方法なのだ。

マルのジャンプは、そんな大切なことを私に教えてくれた。

カーテン越しの光を見つけるように、私も自分にとっての「心地よさ」を探し続けよう。

たとえ失敗しても、それは次の一歩を踏み出すための過程でしかない。


マルは今日も、小さな体で大きな教えを届けてくれる。


マル 1歳実家のアイドル


猫たちと私の現在

今年の正月に実家へ帰り、猫たちと過ごした時間が私にとっては新たな出発点になった。

彼らのシンプルで健康的な生き方が、今の私の美容の原点でもあり今後の指針になるだろう。


ココアとチャイとマルを見ているだけで、美しさの本質とは「無理をしないこと」だと気づかされる。


終わりに

肌荒れに悩んでいる人は、もし猫と暮らしているなら、その姿をじっくり観察してみてほしい。

猫以外でも犬でも、ハムスターでも亀でも何でもいい。

彼らの生き方が、美容において大切なヒントを教えてくれるかもしれない。


そして、彼らが教えてくれる「シンプルであることの美しさ」を、自分の生活に取り入れてみてほしい。

私の溺愛する3匹の猫たちに感謝を込めて、この教訓を伝えたいと思う。


美しさは、複雑なケアではなく、シンプルな日常の中に隠れているのだから。



最後まで読んで頂き
ありがとうございます。

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