【新卒から働いた百貨店を、辞めた時の気持ち】「働くこと」についての、概念と価値観の変化
10年以上前の話になりますが、私は新卒から6年間勤務した百貨店を辞めました。
計画的に準備して辞めたわけではなく、急遽辞めた形になりました。
辞めた理由はいくつかありますが、その一つに、「店舗の閉店」があります。
私の通勤圏内(市内)の店舗が3つあったのですが、その中の1店舗が閉店することになりました。
その店舗は、新卒から数年間勤務した、思い出深い店舗でした。
閉店当時、私は別の店舗に異動をしていました。
閉店する店舗に所属していた訳ではないのですが、新卒から勤務した店舗が閉店するのは驚きました。
その時、何か燃え尽きました。
詳しくは、「会社で頑張るには」を主語とすることに燃え尽きました。
ここで、「閉店」という外からの理由だけを退職理由とすると、環境のせいになってしまいそうですが☺
一方で、「自分自身のキャリアとは」を主語にする、大きな転換期となったと思います。
自分自身と向き合う、大切な時間となったと思います。
〇 子どもの頃の、「働く」の概念と価値観
約30年前、私が10歳くらいの頃は、「終身雇用制」が謳われていたと思います。
私も、「一つの会社に勤務するんだろうな」と、ぼんやりと思っていました。
それが世間一般の概念というか、価値観のような風潮があったと思います。
〇 約10年前、「近隣店舗の閉店」を迎えて
近隣店舗の閉店が決まったときは、とても驚きました。
「一つの会社に勤務するんだろうな」が揺らいだ時でもあります。
「会社で働く」「会社で頑張るにはどうすればよいか」という概念や価値観が揺らいでいきました。
近隣店舗の閉店と同時に、色々な店舗を含めて大きな人事異動がありました。
その際、私も人事異動の辞令が出ました。
「今までは店舗の販売職。今後は、全く別の部署。」
私は、「全く別の部署に行くのなら、今辞めても一緒だろう。」
そう思って、人事異動の辞令を断って辞めました。
なので、突然辞めた形になりました。
そこから、自分自身のキャリアを見つめ直し、紆余曲折あった後に、「教員免許を取得する所からスタートし、教員になろう」という考えに至りました。
〇 結局、いつ辞めても一緒だった
その後数年のうちに、私の通勤圏内にあった、市内の3店舗とも閉店しました。
なので、その会社に居たとしても、いつかは辞める運命にありました。
会社を辞めた後、今までとは違った新しい道、新しい景色が見れたので、それもそれで人生なのかな、と思います。
〇 おわりに
「店舗の閉店」によって、「働くこと」についての概念と価値観ががらっと変化しました。
とても驚いた出来事でしたが、それによって、「自分自身のキャリア」について考える大きな転換期になったとも思います。