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あいつを超えたことを証明する短歌

東アルプスを旅行中、アンドレアと二人で短歌対決うたあわせをした。

すげぇ濁流。この風景を詠む。

Torrente in piena
È di color marrone
Fa un po' paura

Vien giù dalla montagna
Porta giù rami e tronchi

(日本語訳)
増水した渓流
茶色で
少し怖い

山から流れてきて
木の枝や幹を運んでいく

アンドレア M. 作

Mi sembra buono!
fiume di caffelatte...
Se così fosse,

una marea di zucchero,
certo, mi servirà!

(日本語訳)
美味そう!
カフェラテの川...
もしそうなら、

当然、海の水ほどの砂糖が
必要だな!

ローリス M. 作

あいつの短歌が単純な5・7・5・7・7音節なのと違って(完璧な五音節詩行と七音節詩行の組み合わせではあるけれども)、僕のは完璧な五音節詩行と七音節詩行の組み合わせであるだけでなく、意図して単調な上の句とは対照的に、下の句では最終アクセントを、一行目は後ろから三番目の母音に、二行目は最後の母音に落とすことによって緩急をつけている。
QUOD ERAT DEMONSTRANDUM!

それにさぁ、上の句の『川』に対して、下の句で『海』を使ったのが我ながら半端ないと思う!

...でも、ね。四句がうまく作れなくて癇癪を起こしかけているときに、この単語を出してくれたのはアンドレアなんだよね...

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