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snafu_2020
温かい光
名も無き命の輝きが忘れられない
白と黒でしか認識できなかった生命体
ついにはお天道様の光を
浴びられなかったが
確かにあの日あの瞬間まで
命の炎を燃やして生きていたんだ
羊の数を数えて泳いだ夢の際
光を見た事もない筈なのに
僕の胸に希望の光を灯してくれた生命体
もしかしたらな未来に向けて
沢山の名前を考えては
胸ときめかせていたあの頃を思い出すと
今もまだ心が痛む
整理ができてない胸の内
受け入れるには時間が必要で
別に受け入れる必要もない訳で
受け入れてしまったら
あの時の気持ちも思いも
嘘になってしまいそうで怖くて仕方ない
名も無き生命体が残していってくれた
痛み(幸せ)の気持ちが
薄れていってしまわない様に
今宵も枕を涙で濡らし
つたい流れて描くは
もしかしたらな未来の形
抱き上げたかった小さな太陽
柔らかい温もりと
確かめたかった命の輝き
過ぎゆく時間の流れに沿って
消えてしまわない様に
忘れてしまわない様に
しっかり抱きしめ繋ぎ止める
痛みの根源
名も無き生命体は
今宵も僕の夢の際で
燦々と眩く
悲しくも温かい
光を灯してくれている