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【あがり症】体(五感)へのアプローチ
大阪で
「あがっていいお話練習会」を主催している、
ロン毛です。
私は、今年の8月より
トラウマ治療に取り組んでいます。
その過程で、
痛感させられたことがある。
それはなにかと言うと、
「体の状態に応じた、思考が生まれる」
ということ。
これを、あがり症の視点で言いなおすと、
「体が緊張していれば、思考まで緊張する」
ということになります。
今回は、そのことについて書こうと思います。
体が起点となって思考が生まれる
私は、トラウマの再燃が原因で、
以下のような状態になってしまいました。
・心臓がドキドキしている
・体が力んでいる
・小さな音にでもビクッとする
そんな体の状態になると、
感情や、思考も
それに見合ったものになってしまいます。
具体的にどういうことかというと、
体がビクビクした状態になれば、
思考も影響を受けて、
「〇〇が起こったらどうしよう、、、」
といった具合に、
ビクビクしたものになってしまう。
体が緊張している。
↓
不安の感情が勝手に生まれる。
↓
不安を強める思考が”抗いがたく”生まれる。
このように、
体の反応が起点となって、
不安を強める思考が生まれてしまうんです。
さらに厄介なのが、
この不安を強める思考には
抗いがたいということ。
不安を強める思考を、
理性を働かせて抑え込もうとしてもムリなんです。
なぜなら、今まさに、
現実問題として体の反応が出ているから。
体が警戒信号を出している最中に、
思考レベルで安心を感じようと思っても、
体の反応に思考が飲み込まれてしまうんです。
だからこそ、思考のレベルではなく、
体レベルで緊張を鎮める必要性を痛感しました。
体へのアプローチ
私の場合、
体の反応を鎮めるのには、
・運動(ランニング・筋トレ)
・睡眠
が効果的でした。
そのほかにも、私の持っている本には、
・ヨガ
・音楽
・ダンス
・マッサージ など
もいいと書いてある。
これこそが、
体へのアプローチであり、五感へのアプローチ。
このように、
思考でどうにもならない時には、
体(五感)へのアプローチをやってみるのがいい。
そして、そういったアプローチを試した際に、
・気持ちがいい
・落ち着く
・穏やか
といった、
安全・安心につながる感覚があれば、
しばらく続けてみるのがいいと思う。
(効果を感じなければ、他の方法を試してみる)
それをやっているうちに、
徐々に体の緊張が鎮まってくるかと思います。
そのうちに、感情や思考まで
安心を感じれるように、自然に変わってきます。
私は、そんな体験をしました。
最後に
私がトラウマ治療の過程で痛感したのは、
結局、人も動物だということ。
いくら、進化の過程で
理性(思考)が発達した人とはいえ、
体からのシグナル(身体反応)には抗いがたい。
だからこそ、
体(五感)へのアプローチにより、
体の反応を鎮めることも大切だと感じています。
私の体験談が
皆さんのあがり症改善の
お役に立てれば幸いです。