見出し画像

【あがり症】トラウマ治療 〜EMDR②〜

あがり症のロン毛です。


前回、
EMDRの初回面談について投稿しました。


今回は、その続編として、
実際にEMDRを受けた話を投稿します。


EMDRはどうだったか?


結論から言うと、
私には、すごく効きました。


私は、一回80分の治療を
日を変えて計5回受けましたが、
毎回、効果を感じることができました。

(過覚醒が、段階的に鎮まってきた実感がある)



参考までに、
どんな流れで行うのかを書いておきますね!


セッション当日は、
まず最初にカウンセリングを受けます。


そこでは、
トラウマに関する聞き取り等がありました。


それが終われば、EMDRのスタートです。



EMDRでは、先生から言われた通りに
トラウマに関する
記憶・映像・身体感覚・言語等を想起します。


そして、それとともに先生の指を眼で追う。
(いわゆる眼球運動を行う)



さらには、

“過去は過去であり、今は安全である。”
“今だったら、状況をコントロールできる。”


といった、肯定的な認知もイメージしながらも
先生の指を眼で追います。

(あとで先生に聞いてみたところ、
 これを「認知の編み込み」と言うそうです)



ちなみに、私の先生は

ホログラフィートーク」という
心理療法も修得されていて、

適宜、それも交えながら
EDMRをやって下さいました。




で、その結果はというと、、、


もう最初に言っちゃってますが、
これが効きました!



EMDRの前には、

トラウマ記憶を思い起こした時に
極めて不快な感情や、身体反応がありました。


しかし!
EMDR後には、ほとんど無くなっていた!

(中には、その記憶自体を
 スッと思い出せなくなっていたものもあった)


これには、私もビックリ!!


まさに、トラウマが
“過去のもの”になったんやなぁという、
実感がありました。


そして、トラウマが過去のものになれば、
過覚醒気味だった身体が鎮まってきます。


そうなれば、リラックス感が戻ってくるし、
元気もよみがえる。



さて、こんな風に、

私のトラウマ治療において、
EMDRの果たした役割は大きいと思っています。


今後、仮に
トラウマティックな出来事があったとしても、

EMDRでなんとかなる!と、
思えるようになったことは、大きな収穫です。


カウンセリングの力(ちから)


EMDRの前段のヒアリングで、
感心したことがあります。


それは、
“社会人時代のトラウマ”を扱った回のこと。


先生から、
「”子供の頃”に、
 似たような体験をしませんでしたか?」
と聞かれました。


私は、
「そう言えば、こんなことあったなぁ。」と、
かすかに覚えている程度のことを話してみた。

今では、なんとも思わないようなこと。
 なんせ、40年近く前のことやし、、、)


すると、先生は、私の意に反して
「それは、大切なことだと思います」と、
おっしゃいました。

(先生からすれば、
「それそれ!」という感じかも知れません。)


どういうことかと言うと、

結局、トラウマの根本は、
社会人時代ではなく、
幼少期にあるということなんです。



つまり、
社会人時代のトラウマをいくら処理しても、

その根底にある幼少期のトラウマが
残っておれば、効果は限られるということ。


それを聞いた私は、
「なるほどなぁ〜」と、思いました。



そして、
今回、実際にカウンセリングを受けてみて、

自分でも気付いていない過去を引き出す
カウンセリングの力って凄い!と、思いました。


最後に


私は、
「EMDRを受けてみよう!」と思い立って、

ネットで見つけた心理士さんにお願いしましたが、
結果、大変満足しています!


ただ、私自身、
「これが正解!」とは思っていません。


なぜなら、人それぞれ
しっくりくる心理療法は違う気がするから。


それに、心理士さんとの相性もあるやろし。


ですから、
あくまでも参考材料の一つとして
見ていただけると嬉しいです!


ということで、今回は以上です。


私の体験談が
皆さんのあがり症改善の
お役に立てれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?