【仕事】INFJ-T×教育関係の相性
□INFJ-Tとは何か
INFJとはMBTI(性格を16のタイプに分けたもの)の1つである。INFJ-Tの性格を簡単に説明すると、
・内向的な性格で、直感的かつ感情的に物事を判断し、計画的に動くことを好む。完璧主義で他人軸で生きている。
・感受性が強く、変化に対して敏感であるため、他人の感情を深く理解し共感する能力が高い。ただし感情の波が激しくストレスに弱い。
という特徴がある。一言で言えばストレスを受けやすい八方美人。その時々の状況に合わせて柔軟に自分を変化させることができるので、動物に例えるならカメレオン。
今回はそんなINFJ-Tに向いている仕事について考えてみようと思う。
□教師や一斉指導の塾講師との相性
INFJ-Tは人助けをして誰かの笑顔を見ることが自分の喜びにつながるため、教育関係の仕事が向いている。
ただし、高い共感力を持つゆえに1対1や少人数で深く相手と向き合うことは得意であるが、大勢の人間がいる場では誰に対しても気を遣ってしまうため、疲弊してしまう。
そのため、たくさんの生徒と向き合わなければいけない教師や、一斉指導を担当する塾講師との相性は△である。
どの生徒に対しても気遣いができるため、子ども達の些細な変化に気付くことができる点では非常に相性が良いが、大勢を相手にするので受けるストレスも多く、キャパシティを超えてしまう可能性がある。
では、一体どんな仕事が向いているのだろうか。
□INFJ-Tと最も相性が良い仕事
私が考えるINFJ-Tと最も相性が良い教育関係の仕事は、個別指導の塾講師である。
少人数と向き合うことが得意なため、1対1や1対2であれば、目の前の生徒に全力で集中できるので受けるストレスも少ない。
そしてカメレオンのような性格が非常に役に立つ。仮に1対2の授業だとしよう。
真ん中に先生がいて、左右に生徒がいる状態だ。
左側の生徒は、勉強が嫌いで楽しいことが好きな明るいタイプ。
右側の生徒は真面目で意欲的だが、中々自分からは質問ができないタイプ。
このように、性格の全く違う生徒同士がペアになることは珍しくない。
INFJ-Tは、左側の生徒と話す時には同じテンションの明るいキャラクターで接したり、その子が興味のある話題を取り入れたり、なるべく楽しいと思ってもらえるような空間作りをすることができる。
一方で右側の生徒に対しては、しっかりとしたキャラクターで接し、生徒のレベルに応じた授業を展開することができる。口数が少ない子でも、本当に理解しているかどうかを微妙な表情の変化から読み取ることができるので、細やかにケアすることが可能だ。
生徒一人一人に合わせたキャラクターを自在に操れる特性はかなりの強みだと言える。
また、何回説明しても理解してくれない生徒がいた場合、INFJ-Tは「何で分からないんだ」と生徒を責めることをせずに、「自分の伝え方が悪かったんだ」と自省し、様々な方向からその生徒に合ったアプローチを試みることができる。
これは少人数だからできることで、大人数の授業では中々難しい。
以上のことから、INFJ-Tは大勢を相手にする教師や一斉指導の塾講師ではなく、一人一人とじっくり向き合える個別指導の塾講師との相性が一番良いと思う。
就職や転職の際は、一度検討してみてはどうだろうか。