コリや不調を起こさない正しい体の使い方を身に着けるには
前回、慢性的なコリや腰痛は、身体の使い方の悪さが一因であることを書きました。
見た目の正しい姿勢と、本当の正しい姿勢では、身体の使い方に違いがあり、真の正しい姿勢はヒトの構造に沿っているので疲れないという事をお知らせしました。
まだ、読まれていない方で興味がある方は下記よりご覧になってください。
今回は、前回に予告した「正しい体の使い方」をどうすれば身に付くのかについて話していきます。
楽な正しい姿勢(正しい身体の使い方)は、骨格で立つ、座るという事を念頭に置いておきましょう。
筋肉は、骨格を支えるためだけに使用し、けっして筋肉(筋力)で姿勢を維持しているのではないという事です。
イメージしにくので例を出します。
図の左のようにバットを垂直に持つとバットの重さは軽く感じますね。つまり、少ない筋力で支えられるます。
一方、右のように水平に近づけると重く感じ、支えるのにたくさんの力が要ります。
正しい姿勢は、図の左のバットのように垂直(骨格)で立てばよいわけです。多くの人が右のように筋力で支えているんです。
バットが身体の中心にあるイメージです。
「いやいや、ちゃんとびしっと背中を伸ばしている。けど、疲れる、背中や腰が張る。」という声が聞こえてきそうです。
そう、まっすぐ、垂直に立っている、座っているのに実は正しい姿勢でない人が多い!だから、慢性的な肩こり、首コリ、腰痛、背中痛になるんです。
骨格で立つが出来ていいないんです。
でも、どうすれば!?となりますね。
根本的に身体の使い方、姿勢を正しくするには、複数のエクササイズを行う必要があり、文章だけで説明するのはとても難しいです。
イメージとしては、お腹を凹ませて(ドローイング)お腹で姿勢を維持する感じです。
お腹を凹ませた状態だと、お腹の一番内側にあるインナーマッスルの腹横筋が機能してセルフコルセットを作ってくれます。
このセルフコルセットを維持することで自然と正しい姿勢(正しい身体の使い方)になります。
正しい身体の使い方のポイントは「お腹を凹ませる」です。
お腹が緩むと、骨盤が後傾し、腰や背中の筋肉で姿勢を維持する。そして、それによって腰や背中が固まり、こる。
また、骨盤が後傾することで背中が丸くなり、バランスをとるために頭が前に出る。首と肩の筋肉で頭を支え、首コリ、肩こりとなる。
バットの右図の状態です。
上の図は座った状態ですが、立位でも一緒です。骨盤は立てる意識を持つことが大事です。立てただけだと背中・腰の筋力で無理やり起こしているだけなので、ポイントとなるのがお腹を凹ますです。
長くなってきたので、そろそろまとめます。
今日のポイント
骨格で垂直に立つイメージ
骨盤を立てる
お腹を凹ます(ドローイング)腹横筋・セルフコルセット
やっぱり、文章だけだと分かりにくかったと思います。先述したように実際は複数のエクササイズをお行わないと中々、身に付いた悪い癖は抜けません。
興味がある方は、パーソナルレッスンを行いますので、当院HPよりご連絡ください。
最後に、立ち上がると腰が痛む方の整体後の身体の使い方を変えるレクチャーの様子をYoutubeにアップしているので紹介しておきます。
この方は、整体後の腰の筋肉は、緩んでいるのに、ベッドから起き上がる時に痛みが出ていたので、施術後、そのまま簡易的なレクチャーを行いました。行うと直ぐに効果が表れ、前屈も楽になりました。
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