『母星』


君の綺麗な水晶を覗き込む時



君の中に母なる地球が見える



幼き頃、消滅してしまった星



今もなお、君を漆黒に誘う



その引力は弱くなるどころか



現実の空虚とともに力を増している



そこで僕は君の新たな母星として



激しいGをゼロにしようと思ってる



君を過去から引っ張っぱるその力、その想い、生命の根源を否定することなく



君に安らぎを与えるため



僕にだって君を繋ぎ止める引力を持っているんだよ



そして君にも…



接近するほど力は強くなり



一緒にいるほど安定する



君を引っ張り、君に引っ張られる



繋がりを保てない、無機質な物たちが漂う宇宙の中で



瞳を見つめ合えば、温かな昼間に早変わり。



何万光年の永遠を目指して、安全基地を作っていこう


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