
さくっと読める作品!『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』感想
ご注意下さい。
この作品は。
下ネタや。
ネットミーム(※)のオンパレードになっておりますので。
爆笑すること、間違いなしとなっております!
※「インターネットミーム」とは、「インターネットを通して様々な人が模倣して広がる、ネタ要素の強い動画や画像、文章のこと」です。
SNSなどで、全く関係ない人が、他の人とのやり取りをするときに同じ画像を使っているのを見た経験、ありませんか? それらも「インターネットミーム」のひとつと言えます。
つまり「インターネットミーム」は、「インターネット上で、多くの人が使っているテンプレネタ」と言うことができます。
というわけで。
本日、ご紹介するライトノベルは、七斗七先生の『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』(2021年5月刊行)です。
2024年7月からは、アニメが絶賛放送中ですね!
それでは本日も、行ってみましょう!
あらすじです
今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。
配信事故から人気Vに!? どうして清楚Vはこうもヤバイやつが多いのか。
Web発、衝撃の問題作が遂に書籍化! 大人気VTuberコメディ!
数々の華やかなVTuberが所属する大手運営会社ライブオン。その三期生で『清楚』VTuberの心音淡雪が、不注意から配信を切り忘れた結果――
「やっぱロング缶の鳴る音は最高だぜ!」
「は? どちゃしこなんだが?」
「わたしがママになるんだよ!」
素の性格(酒カス・女好き・清楚(VTuber))がバレてしまい!?
そして翌日「めちゃくちゃ切り抜かれてる!? トレンド世界1位!? なにこの同接数!!!!」大炎上するかと思ったら、ギャップがウケて大バズ!
その結果「おっしゃー配信始めるどー!」開き直った彼女は、大人気VTuberへ駆け上がっていく!!
というわけで。
本日のテーマは、「バズったVTuber」となっております。
アニメを全く見てない人が、本編を読んだ感想
さて、まずはこの本の感想を書いていきますが。
正直に一事で書きますと。
「何、このネタに特化した作品は(笑)」
となっております。
ちなみに、この作品は元々。
作者様が、某WEB小説投稿サイトで投稿をされたことをキッカケに。
ファンタジア文庫様が書籍化した作品となっております。
そして、作者様があとがきで。
「攻めに攻めた作風」と書かれている本作において。
私の感想といたしましては。
まったく、その通りだと思いました。
まあ、それくらい。
コメディのコメに特化した作りになっておりまして。
下ネタや。
ネットミームが。
これ以上ないほど、作中でオンパレードになっております。
それは。
私が前に感想を書いた、「VTuber」をテーマにしたライトノベルの作品達(※2)とは。
かなり一線を画していると思いましたね。
※2 前に「VTuber」をテーマにしたライトノベルの感想を書いた記事は、こちらから。
この話の面白い所について
なんといっても、ネットにおけるコメディに特化している所でしょうね。
この作品は。
まるでYouTubeをリアルタイムで見ているかのような。
実況感のある描き方をしているのが。
面白さの一つになっております。
あと、YouTubeといった動画配信サイトでは、良くある機能の一つ。
コメントが面白いのも、高ポイントの一つでしょうね。
キャラクターの言動に。
コメントが一つ一つ、突っ込みをしていく感じが。
たまらなく実況を見ている感じがしていて。
楽しいと思いました。
つまるところ、これは。
現代だからこそ生まれた、ラノベやで!
この作品の欠点について
ネタに特化した作りになっており。
特にシリアスになることもなく。
キャラクターが成長したりすることは、ありません。
とにかく、YouTubeでの実況動画を見ているかのような。
アップテンポなお話となっておりますので。
本来の小説やライトノベルを期待していると、ちょっと違ってくると思います。
また、百合の要素や下ネタが出てくるため。
そこに気を付けて読めば。
これ以上のない、気楽なライトノベルだと私は感じました。
最後に
キャラクターの言動に集中した作品は。
他にも、あるのですが。
この作品は。
キャラクターの魅力は元より。
現代における娯楽の一つである。
YouTubeの機能を。
最大限生かした作品であると。
そのように感じました。
また、このような作品もあるのだなぁと。
広めてみようとする、今日この頃であったりもします。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。