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全体像を理解するために疑う
本のアウトプット記事⑫
今回は、思考を楽しみながら忙しくさせるこの本の感想文です。
情報が濁流のような勢いで押し寄せ、恐らくその多くは、時間の経過とともに古びて使える価値をなくす。
何が正解かわからない時代に適応するには、情報を受ける取だけでなく、自分から取りに行き、様々な角度から観察すること。
個人として、ここを重要視しています。
自分が求めている情報ばかりが集まる状態が続くと、知らない間に視野が狭くなっていきます。
そして、自分が見ている世界が正しいという心理に陥ってしまうのです。
フィルターバブル
自分が見たい情報にしか触れなくなること。
見たい情報はすぐに見れるし、それに関連する情報もすぐに見れて、気づいたときにはマニア化します。
特定の情報に詳しくなる一方で、それ以外の情報は見ようともしない。
人間関係においては、同じ価値観を持つ人とはわかり合えるけど、その領域は狭い状態。
同じ価値観を持つ人の数が多くなると、
それを絶対視するまでに。
何というか、ひとつの小さな籠に閉じこもる状態を自ら作るということです。
本には、疑う思考力を高める3つの方法を紹介しています。
それぞれの状況に合わせて適した思考法を使い、
既存の課題を解決することや、新たな価値を創造することなど、手間はかかるものの、その先にしか見えない景色を見れると思うとワクワクします。
「物事に疑問を持つことは、新しい扉を開く鍵になる」
著者はこの言葉を心に置いて、疑う思考を掘り下げたそうです。
この疑問を持つことは悪いことのように思えますが、個人や物事、社会を成長・発展させるには、
とても大事な姿勢に思えます。
長く生きれば、繰り返し時代の変化を体感することになる。
その変化とどう向き合い、どう立ち回るか。
必要とされる柔軟性を鍛え、血肉化させるよう、
わたし自身、引き続きインプットとアウトプットを回し続ける。
自分の現在地を確認しつつ、見る目を鍛えるのに相応しいと感じた一冊です。
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