わが子の癇癪予防とメンタル改善法
前回の投稿からだいぶ間があいてしまいました.…
子供の癇癪がひどい
腸活を頑張っているのに癇癪がすごい
前回、感情はコントロールできるかもしれないという記事で、腸内環境の悪化により鬱になった話を書きました。
その時から三年ほど経ち、子供が5歳のときのことです。
「癇癪がひどく、小さい子にも手をあげてしまう。物を壊す。」などを保育園から指摘されました😱
家でも言うことをきかず、大きな声を出して怒ったり、泣いたり、大変でした💦
栄養不足による癇癪かも?
栄養不足による情緒不安定があることは知っていました。
そのため食事には気をつけていたのですが.…
肉や魚、野菜をあまり食べない息子
我が子は肉や魚をあまり食べません。
よほど体調の良い時以外は、全く食べないか、20~30g程度しか食べません💦
乳製品はアレルギー症状が出るため極力避けています。
卵はオムライスなら食べてくれますが、目玉焼きやゆで卵は食べません。
豆と米と小麦は好き。といった具合で偏食気味です。
鉄不足、ビタミンB12不足によるイライラ?
食事で改善できずサプリをあげてみた
子供の食事内容で足りていなそうなのは、鉄分とビタミンB12(主に肉などの動物性食品に含まれるため)。
食事療法では限界を感じ、サプリメントを飲ませてみることにしました。
子供でも飲める鉄、ビタミンB6、B12配合のサプリをみつけたため、1日1粒あげてみました。
癇癪を起しにくくなった
サプリを飲ませ始めて1日程で、いつもより癇癪を起しにくくなりました!
また、しばらく続けていくうちに苦手だった朝も起きられるようになってきました。
登園拒否も減り、こんなに効くならもっと早く飲ませておけば良かったです。
理想は食事からの栄養摂取
その時はたまたま足りていない栄養素がサプリメントで補えたので効果を感じられたのですが(でも鉄とビタミンBどちらが効いたかわかりません)、
実際、自分に足りない栄養素をピンポイントで摂ることは難しいため、出来る限り食事からの摂取をおすすめします。
栄養療法を行っている病院もあるので、足りない栄養素を知りたい方はそこで検査されると確実です。
自分でサプリを試してみたい方は以下に気を付けて下さい。
サプリメントの注意点
胃腸に負担がかかる
鉄などのミネラル系サプリは空腹時にとると胃がムカムカしたり気持ち悪くなったりしま
す。食後がおすすめです。
食事と一緒にとることで鉄の吸収率もあがります。
サプリメントの前に腸活
経験上、ミネラル系サプリは食事からでもサプリでも、腸内環境が悪くなりがちです。
摂取量にもよりますがお通じが悪くなります。
まずは腸活からはじめてみて下さい。
腸活については過去の記事(下のほう)に詳しく載せています。
保管場所は子供の手の届かないところ!
子供向けサプリは甘く、美味しいため、子供はたくさん食べたがります!
摂取量を守らないと危険です。保管場所は子供の手の届かないところにしましょう!
人工甘味料や添加物に注意
サプリメントには添加物や甘味料が使われています。
人工甘味料は腸内環境に悪影響を及ぼす可能性や発がん性の可能性などを指摘されているものもあるので注意が必要です。
何が足りていないかは人それぞれ。
人それぞれに足りない栄養素は異なりますので、イライラやうつを解消する効果があるとされる栄養素を以下にまとめています。また、どの栄養素が不足しているかの目安となるよう、不足すると現れる症状も併せてのせていますので参考にしてください。
癇癪予防、うつ予防になる栄養素
1.タンパク質
肉、魚、豆類に豊富に含まれるタンパク質は、アミノ酸に分解されて神経伝達物質の材料となります。
なかでもトリプトファンは幸せホルモンと言われるセロトニンの生成に欠かせません。
😱不足すると.…免疫力低下、肌や髪のトラブル、筋肉量の低下、体重減少
2.鉄分
神経伝達物質であるドーパミンの生成に必要なミネラル。ドーパミンが不足すると慢性的な疲れ、意欲がわかない、不安や憂鬱感などがみられます。
牛や豚などの、赤身肉や魚には吸収の良いヘム鉄という鉄分が含まれています。
野菜や牛乳、卵、ひじきなどに含まれる鉄分(非ヘム鉄)と比べて5~6倍も吸収率が高いと言われています。
非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂る事で吸収率をあげることができます。
😱不足すると.…貧血による疲労感、動悸、息切れ、倦怠感、頭痛、眠気、イライラ、足のむずむず、味覚障害、顔面蒼白、氷が食べたくなる等
3.ビタミンC
ストレスに対抗するホルモンの生成を助けるビタミンCは、柑橘系の果物やピーマン、トマト、ブロッコリー、イチゴ、キウイフルーツなどに多く含まれています。
😱不足すると.…骨や筋肉の弱化、免疫力低下、うつ症状、集中力低下、疲労感、肌トラブル等
4.亜鉛
神経伝達物質の分泌や抑制に関与し、インスリンの分泌を助ける亜鉛は、血糖値の変動による気分のアップダウンにも影響を与える可能性があります。牡蠣や牛肉、豆類(大豆、アーモンド、ピーナッツ)に含まれています。
😱不足すると.…味覚障害(舌炎)、発育障害、皮膚炎、脱毛、貧血、性機能不全、傷の治りが遅い、感染症にかかりやすい等
5.ビタミンB群
特にビタミンB1、B6、B12、葉酸は神経系の健康維持に欠かせません。
バナナ、ほうれん草、鶏肉、豆類、穀物などに含まれています。
😱不足すると.…疲労感、集中力の低下、肩こり、口内炎、肌荒れ、風邪を引きやすくなる等
6.マグネシウム
セロトニンやドーパミンの分泌をサポートします。
玄米、胚芽米、ナッツ類、豆類、バナナ、ほうれん草、かつお、サバ缶などに含まれます。
😱不足すると.…筋肉のけいれん、足がつる、不整脈、高血圧、神経過敏、抑うつ感、頭痛、不眠等。
7.ビタミンD
セロトニンやドーパミンの生成に関わっています。
1日15分〜30分程度の日光浴で生成できると言われています。
食品では鮭、かつお、いわし、うなぎ等に多く含まれます。きのこ類、卵黄、乳製品にも含まれます。
血糖値の乱高下でも癇癪は起こる
上記で紹介した過去記事にも書いたのですが、小さい子は血糖コントロール力が未熟で、低血糖を起こしやすいです。
空腹時に甘いジュースなんて飲ませてしまうと一気に血糖値が上がって、その後急降下.…低血糖によるイライラや癇癪が起こってしまいます。
うちの子の癇癪時の対処法
我が子の場合、低血糖による癇癪が多かったため、おにぎりやパン等を食べさせて落ち着かせる事が多かったです。
(なにかしら食べ物を持ち歩くようにしていました。)
また、抱っこができる年齢までは抱っこで落ち着かせていました。(スキンシップによってオキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。)
まとめ
私たちの心と体の健康は、摂取する栄養素に大きく影響されます。
心と体を維持するためには、タンパク質、鉄分、ビタミンC、亜鉛、ビタミンB群、マグネシウム等の栄養素を意識して摂取することが大切です。日々の食事で不足しがちな栄養素を補い、心身のバランスを整えましょう。