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【本要約】メモが自己分析への第一歩!
どうも!「ラクに楽しく」がモットーのらくたのです!
日常の気付きをアイディアに変えたい…
読書などのインプットをもっと活用できるようになりたい…
効果のある自己分析をして自分を知りたい…
そう思って今回は「メモの魔力」を読んでやってみました。
著者紹介「前田祐二」
・SHOWROOM株式会社代表取締役社長。
・早稲田大学政治経済学部を卒業
・作家、コメンテーター、講演会、芸能活動
本のポイント
✅日常をアイディアへと変化
✅抽象→具体→転用の3STEPで活用する知識へ
✅メモによる自己理解
✅書き続けることで願望を叶える
メモの魔力とは?
まず筆者の前田さんは365日、一日中メモを取り続けています。
映画を見れば何十個とメモを書き残し、人に話そうとして引かれるほど…
自己分析ノートは30冊以上書いている、まさしくメモ魔!
なぜそんなにメモを取るのかというと、「日常がアイディアへと変わる」から
さらに自分は何が好きで、得意で、価値観があるのかを知ることができる自己分析としての役割もあります。
メモで日常をアイディアに変える
メモの使い方は覚えておかないことを書き残すためのツールでしかない、というのが普通ですが、
本書では、そうした「記録」メモのほかに「知的生産」メモの仕方が重要となってきます。
「知的生産」メモの5つの効力
・アイディアの発想
・情報を「素通り」しなくなる
・相手の「深い話」を聞き出せる
・話の骨組みが分かる
・曖昧な感覚、概念を言葉にできる
と主となるアイディア発想以外にもメリットだらけです。
まずは「記録」メモをしてタスクなどを書き残しておくことで、余計な思考が取られずに、「知的生産」メモを量産できます。
メモの仕方
![](https://assets.st-note.com/img/1721753164027-hziCQGa5W9.jpg?width=1200)
まず日付、サマリー(テーマ)を左ページの上に書きます。
それから両開きのノートを縦に四分割して、スペースを確保。
左ページから「概要」と「ファクト(事実、気づき、感想)」を書いていきます。
サマリー(テーマ):会議、読書や日常での気付きの主題
例:メモの魔力
概要:会議や日常での気付きを単語で表しておく。
例:知的生産メモの5つの効力、抽象化etc…
ファクト:概要に対しての気になったキーワードやなんとな~く気になったことを書く。
例:アイディアの発想、見開きでノートを使用etc…
抽象化
左ページを埋めたら、次は右ページに「抽象化」と「転用」を書いていきます。
この抽象化とは「具体的な事象の本質を考える」ことです。
難しく聞こえますが、
犬、猫、ねずみを抽象化すると「動物」や「四足歩行」、
もっと抽象化すると「生き物」となります。
よく話をしているときに「例えば…」っと例え話をするのも抽象化です。
この抽象化を行うことで、左ページに書いたファクトから他の様々な物事への繋がりを見つけることができます。
抽象化するときのポイントとして、三つの問いかけを行います。
・What(なに)
具体的な現象や物事に対して、まとめてなにと呼ぶか?
・How(どう)
具体的な現象や物事に対して、どんな特徴があるか?深掘りを行う。
・Why(なぜ)
具体的な現象や物事に対して、理由を抽出し、別へ転用する
(転用するさいはHowとWhyの二つを意識的に抽出するとしやすいです)
転用
右ページの左側で「抽象化」した要素を右側に「転用」していきます。
転用は実際のアクションやアイディアへと変化させるプロセスです。
転用するときの問としては「何にこの抽象化は使えるだろう??」っとなるのですが、
そもそも「何に対して抽象化するのか?」がハッキリとしていないと転用の効果は半減してしまいます。
なので「解決したい課題」を見つけるのも転用の大事な要素となります。
解決したい課題
これは自己分析がオススメです。
著者の前田さんもファクト→抽象化→転用というフレームワークを駆使して、自己分析をしまくっています。
結果として、倍率の高い企業への面接も受かっていたり、言動のブレもなくなっています。
「自分って何が好きなんだろう?得意なんだろう?価値観は?
本当にやりたいことは??」
っと「解決したい課題」を設定すると自然と、その課題解決に向けて転用も考えることができます。
自己分析が終わっている場合は、本当にやりたいことがあると思うのでその実現に向けて「解決したい課題」を設定し、転用を行います。
フレームワークに惑わされない
ここまでの説明をぶっ壊しますが、
このフレームワークにこだわる必要性はないです。
①ノートを見開きにして、縦線を二本引く。
②日付
③ファクト
④概要
⑤サマリー
⑥抽象化
⑦転用
っと手順が多いため、とりあえず①~③のファクトまでで大丈夫です。
必ずやっておくのは①!
スペースが空くことで何を書くか意識することができます。
右側の抽象化や転用はスペースが空くことは多いです。
それでもファクトが埋まれば、次のページにメモをしていきます。
そうすることで見直した時にファクトから抽象化→転用という動きにも繋がります。
メモは生き方そのもの
前田さんいわく「一行のメモが、一生を変える」と言っている通りに本書では、メモを取り続ける姿勢と効力、やり方を熱く語っています。
後半はほぼ自己啓発な要素が多いですが、その熱量のおかげでメモを書きたくなります。
そもそも「メモをなぜ書くのか?」という疑問に対して答えが出ていないと、書く気にもならないです。
本書ではその答えは「自己分析をすること」としています。
巻末には自己分析1000問集も付いているので、確実に自己分析したいかたは本書を読んで実践してみてください。