見出し画像

【育児日記】地方は豊かだなぁ


こんにちは!エルザスです。



連休中、ばあば(私の母)の実家に行ってきました。
滞在中、「田舎の豊かさ」を感じることが色々あったので綴っていきたいと思います。


たまご

とある盆地にある母の実家は、今は空き家になっています。

私たちエルザス一家が到着してまずは家の掃除をしていると、斜向かいのご近所さんが速攻で様子を見に来ました。
(この時点では「田舎のご近所監視システム怖っ!」と思っていました)

そのご近所さんと私は顔見知り、妻と子どもは初対面です。
妻子を紹介すると、ご近所さんはしきりにうちの子を「かわいい!かわいい!」と言ってくれました。

こういう時うちの子は謎のサービス精神を発揮し、初対面の相手に笑顔を見せるとともにバイバイを繰り出します。
ゆえに、第一印象はバッチリ。

家の掃除がひと通り終わる頃、ご近所さんがまたやって来ました。

「これ、知り合いの養鶏場からもらった卵!昨日産卵されたやつだから、食べてね!」

差し出されたのは新鮮な卵10個。

「いっぱい食べて大きくなってね!」

私がお礼を言うか言わないかのタイミングで、子どもにそう言い残して去ってゆくご近所さん。

うちの子がかわいいのは確かですが(親バカ)、新鮮な卵をあっさり十個も恵んでくれる「豊かさ」は、都会にはないものだと感じました。
食材が豊かというのもありますが、ご近所で小さい子どもがいるからという理由でたまごを十個も恵んでくれる「心の豊かさ」がすごい。


しかもその卵のおいしこと!
ただオムレツにしただけですが、食欲をそそる素晴らしい発色の黄色になり、何もつけなくてもおかずになるくらい味が濃い!

うちの子も喜んで食べていました。


りんご

ドライブに出かけると、道端ののぼりに「りんご狩り」「りんご直売所」の文字が。
実際、道路沿いのりんご畑には可愛らしい紅い実がポツポツと成っていました。

これは狩るしかねぇ!

とあるりんご農家さんに車を乗り入れ、さっそくりんご狩りを申し込みます。
畑に案内してくれた農家の方にも愛想をふりまくうちの子。それがきっかけで会話がはずみ、聞けば、いま私が住んでいる区のご出身とのこと。

「このあたりの木が食べごろになってます。
1kgあたり700円です」

と説明してくれ、立ち去るのかと思いきや、あちらこちらの木を確認しては、

「これ!この実がいま食べごろ!」

と候補を教えてくれます。
サービスが手厚い……
農家さんからすれば、どの実を売っても1kg700円なんだからわざわざ美味しい実を教える必要はないはずですが、やっぱりせっかくなら美味しいりんごを食べて欲しい、ということなのでしょう。

これもまた、一種の「豊かさ」。
値段が同じでも、お客さんの満足度は段違いです。売上や利益の数字だけを追いかける都会の企業にはないものを感じました。


しかも、本来なら1kgを超えたらその分だけ値段がたかくなるはずですが、1.1kgくらいあったのに「オマケで700円でいいよ!」と言ってもらっちゃいました😅

子連れの役得ですね。


コスモス


りんご狩りをした農家さんの入口には、綺麗なコスモスがバケツいっぱいに飾ってありました。

「これめちゃくちゃ綺麗だし、ボリュームもすごいですね」

と私が言ったら、

「あっちで無料で摘めるよ」

とコスモス畑の場所を教えてくれました。

無料で見られる、じゃなくて摘めるの?!


言われた通りに農道を走っていくと、たしかにそこには

コスモス
ご自由に
どうぞ

という看板が出ているコスモス畑がありました。

農道に車を止め、畑に降りていくと、急にうちの子が大はしゃぎし始めました。

そんなにお花が好きだったんだねぇ😍


初めて知りました。

ぺたんとお尻をつき、草花で遊び始めるうちの子のなんてかわいいこと!🥰🥰🥰


初めてのコスモス


しばらく遊んだあと、コスモスの花を10輪ほど摘んで帰り、花瓶に飾りました。
ちょっとしたブーケのようなボリュームです!

普段は忙しくて花を飾るなんていう発想もなかった我が家。
わざわざコスモスの種を蒔いて、それを自由に摘み取らせてくれている人がいる
おかげで、わが家の食卓はコスモスの花瓶で飾られてぱあっと明るくなりました。
ありがたい限りです。



今回の帰省で、地方には間違いなく
都会にはない「豊かさ」がある
ことを再発見できました。

「田舎の豊かさ」は、物質的な豊かさだけではなく、人の温かさや自然の恵みに満ちています。
そんなかけがえのない価値を再発見できたことに感謝しつつ、また日常へ戻ろうと思います。



ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!