石から絵具をつくったりする研究会の会員証2024年度版が届きました。
私は石が好きです。
石を画材のひとつにしようと決めてから、色々試行錯誤してきました。
その流れの中で、とある研究会に入りました。
「富士山からはじまる天然と粉砕の研究会」
絵具以外の利活用も研究されています。私にとってはさしあたり絵具です。
最初の数年は「賛助会員」でしたが、
色々考えて2024年度からは普通の会員になりました。
ここ数年の様子から、不器用な私はこの素敵な研究会の活動に積極的に係わることが難しいと思ったからです。色々お力添えいただき、とても感謝しているのですが・・・。それに、本当に素晴らしい研究会だとは思いますが・・・。
今までの制作で、私が石から自分で絵具をつくったことはほぼありません。
今後も、そんなにつくらないと思います。この部分は専門家にお任せするのが良さそうだと思っています。私はつくっていただいたのを有難く活用しようと思いました。特に、急ぎの制作ではそうなりがちです。今後、余裕がある時に、自主制作でなにかじっくり自作の絵具でつくってみたいなという気持ちはあります。
そして、2024年度の会費の振込が、ずっと気がかりでした。
2023年度はずいぶん早くご連絡いただけたのですが、今回はなかなか来ませんでした。そして、ついに今日・・・
新年度が始まるギリギリに。ほっとしました。
会費の手続きについても同封されていました。
個展に向け、気がかりなことはどんどん終わらせていきたい、そして、制作だけの状態になりたいと思っているのですが、こうしてまたひとつ気がかりだったことを終わらせることができ、とても嬉しいです。
普通の会員は天然辰砂(ウクライナ産)。辰年とかけたのでしょうか?辰砂と知らず、少し触れてしまいました・・・。けど、たぶん、大丈夫。
私は、岩絵具用に販売されている天然の石の粉を作品に使っているのですが、辰砂は使わないようにしています。なぜなら、危ないと思うからです。特に私は、自分の指で粉をつまんで画面に振り掛けているので、膠と混ぜる方法より身体への影響が大きいのではないかと思っています。膠と混ぜる時も指を使っていたら同じかもしれませんし、触れてる時間は長くなるのかもしれません。けれども、こちらの方法はほぼ飛散はしません。
それに、お客様に万が一のことがあったら嫌です。
話を会員証に戻します。
賛助会員の会員証は、大きめで、鉱物も2種類です。お便りに写真が印刷されていたのですが、辰砂の外側に、優しいピンクがありました。アルプスの石だそうです。
毎回思うのですが、この研究会の会員証はひとつひとつ手づくりでとてもあたたかくて好きです。ゆるく続けていたら、そのうち何か見つかるかも?と思ったりもしています。
ありがとうございます。それでは、また。