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難民支援団体・支援方法、まとめてみた!

こんにちは! 認定NPO法人 Living in Peace (以下LIP)難民プロジェクトです。
みなさん、難民の方のニュースを見聞きする度に「自分にもできることは何かないだろうか?」、「日本でも何か難民の方へ支援はできないのだろうか…」などと、思ったことはありませんか?

難民の認定数が欧米諸国に比べ少ない、と言われている日本ですが、LIPをはじめ、日本国内にも難民の方への支援や啓発を行っている団体は多数あります。

今回はその中からいくつかの団体をピックアップして紹介します。
それぞれの団体に特性もあり、団体によっては寄付、ボランティアやインターンを募集しているところもあります。
是非、ご自分にあった支援の仕方を見つけてみてください!

アムネスティ・インターナショナル 日本

ロゴの有刺鉄線は「自由を奪われた人びと」を、ろうそくは暗闇を照らす「希望」を表現している

国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルの日本支部として1970年に設立。 世界の人権侵害について調査し、状況改善のために活動している。 難民に関しては、国内外の難民・難民申請者の人権擁護のため、アドボカシー活動を行う。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
人権問題に関する啓発運動や市民運動
・国連の経済社会理事会(ECOSOC)の特別協議資格を持つNGO(非政府組織)の立場を生かして国連や各国政府に提言を行うなど


あなたにできること

・オンラインアクション(署名)→名前とメールアドレスの入力だけで参加できる
・キャンペーンに参加
・寄付(毎月の継続寄付、単発の寄付)
・会員になる(個人の会員は月額 1,000円を毎月お支払いor年額12,000円の一括払い/学生会員は年額 1,000円) 会員特典あり
・ハガキ、手紙で応援メッセージを書く
・一緒に活動する
・イベントに参加する
・緊急行動 ( Urgent Action = UA ) 
・メール・SNSで情報を受け取る→メールマガジン、SNS(LINE、Twitter、instagram、facebook)
・アムネスティのホームページやSNSで世界中の人権問題について学ぶ
・活動を伝える(パネル貸し出し)

※緊急行動(UA)とは
ある人に差し迫った拷問の危険があるとき、その国の政府に世界中から何千ものFAXや電報、Eメール、国際郵便が届くことで、世界が注目していることを知らせ、ひどい扱いを止めさせるよう圧力をかけ、拷問から救い出すための手段

〈SNS〉




◆認定NPO法人 難民支援協会

日本にいる難民へ、難民認定のための法的支援や緊急ニーズに対する生活支援、自立に向けた定住支援などを行っている。制度改善のための政策提言・調査研究、および情報発信にも力を入れ、難民保護を目的として総合的に活動している。1999年設立。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
日本で生活している難民への
・法的・生活支援活動
・就労・コミュニティ支援活動

日本で生活している難民についての
・政策提言、調査・研究活動
・広報活動

〈あなたにできること〉
寄付(毎月の継続的な寄付は1,500円以上から、単発の寄付は1,000円以上から受付)
・遺贈、相続財産からの寄付
・物資の寄付(新型コロナウイルスの影響で現在は限定して受付中)
チャリボン
お宝エイド
・インターン
・ボランティア(※2022年4月現在は新型コロナウイルス蔓延防止の為、インターンは活動中止もしくはリモート、ボランティア活動は中止)
・メールマガジンを購読する
・SNSをフォローする

チャリボンとは
古本の買取を行っているバリューブックスが運営。支援先を選択でき、本の買取金額が支援団体へ届く仕組み。

お宝エイドとは
おうちに眠っているお宝(換金性が高いもの)をお宝エイドに寄付すると、モノは新しい愛用者へ、お金はNPO団体へと届く。
お宝の一例:金、金属、プラチナ、ダイヤモンド、切手、ハガキ、テレフォンカード、ブランド品、刀剣、骨とう品、絵画、掛け軸、高級洋酒、DVD、ゲーム、昔のおもちゃ、楽器、カメラ、etc…

〈SNS〉


カトリック東京国際センター

Catholic Tokyo International Center

移住者・難民のためのサポートセンター。困難を抱える外国人を支援し、日本社会に適応し、互いに成長できる関係作りをサポート。難民支援に関しては、生活相談、食糧・日用品・衣料品支援、日本語教室、医療相談、入国管理局への面会差入等を行っている。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
・外国人の自立サポート(生活相談、食料支援)
・収容されている外国人のサポート(面会依頼をされた、東京入国管理局(東京都港区)と東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されている方々を訪問。日用品などの差し入れ
・協会マップ、リストの作成
・多言語に応じた聖書、テキストの販売

〈あなたにできること〉
献金(郵便振替かゆうちょ銀行に振り込み)
・食料品の寄付(米、インスタントラーメン、レトルト食品、缶詰、スティックコーヒー、菓子 など。*賞味期限、消費期限は3カ月以上あるもので)

さぽうと21

主に日本に定住するインドシナ難民・条約難民、中国からの帰国者、日系定住者の子弟への自立支援に取り組む(学業継続のための生活支援金支給や助言、日本語の習得などをサポートする学習支援室の運営など)。また、日本で生活する外国出身者からの生活相談にも応じている。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
日本で暮らす外国出身の方への
・相談事業
・自立支援事業
・学習支援事業
・緊急支援事業

〈あなたにできること〉
・会員になる(年間 個人/5,000円、法人/50,000円)
・寄付(継続、単発ともに500円から)※遺産、相続財産の寄付も相談にのっている
・団体、企業として協力する(法人会員、寄付、会場の提供、イベントのお手伝い)
・ボランティアとして参加(学習支援ボランティアと事務スタッフのボランティアがある)
・物品の寄贈(書き損じハガキ 、未使用切手 、図書カード 、商品券 等)
・SNSをフォロー

Softbankのつながる募金でも受付中🐶

〈SNS〉


AAR Japan   認定NPO法人  難民を助ける会

AAR ( Association for Aid and Relief, Japan )

1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足。以来、政治・思想・宗教に偏らずに活動することを基本理念とし活動地域や分野を広げながら、65を超える国・地域で支援を展開。現在は世界14カ国で活動している。

団体HPより抜粋

〈活動内容〉
難民支援、地雷・不発弾対策、障がい者支援、災害支援、感染症対策/水・衛生、提言/国際理解教育 の6つの分野で活動。
難民支援では現場の緊急支援や避難先での生活を支える支援を行う。

〈あなたにできること〉
・継続寄付(マンスリーサポーター/月1,000円から)
・単発寄付(自由な金額でOK)
・遺産、相続財産の寄付
・ふるさと納税で寄付(ふるさとチョイスから佐賀県のNPO支援でAARの指定が可能)
・チャリティグッズの購入
・家庭にあるもので寄付
・SNSをフォロー

〈SNS〉


名古屋難民支援室 Door to Asylum Nagoya (DAN)

地域の難民にとって、全ての支援の入り口になりたいとの思いが込められている

名古屋を中心とした地域での難民申請者数の急増を受け、2012年に設立。2013年NPO法人登記。国際保護を受けるべき難民が法的に保護され安定して自立した生活を送れるよう、法的支援や生活困窮状態の難民のセーフティネットの確保に向けた生活支援に取り組んでいる。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
・法的支援(弁護士などと連携し、難民の定義等の情報提供を行うことや、自国に帰れない理由を聴き取り、守られるべき難民が適切に保護を受けられるようにサポートしたり、難民認定申請のアドバイス等も行う)

・生活支援(生活困窮状態の難民を、「医・食・住」を専門とする支援団体へとつなげ、難民のセーフティーネットを確保)

〈あなたにできること〉
寄付(単発寄付は3,000円から、継続寄付は500円から)
・ボランティア(難民認定申請資料の翻訳、難民認定申請者の聞き取り時の通訳(英語以外の言語)、医療機関等への同行、支援室の運営、その他)

在日難民との共生ネットワーク(RAFIQ)

RAFIQ(ラフィク) = ペルシャ語・アラビア語で「友だち」の意味

2002年より関西を拠点に活動を行うNGO。生活支援・法的支援をはじめとした在日難民申請者の支援に取り組み、住居(シェルター)の提供等も行っている。また、より良い難民認定制度に向けた難民問題の情報発信、セミナーやイベントの開催等にも取り組む。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
法的支援(認定申請手続きのためのアドバイスや書類作成および迫害事実を立証するための資料収集、日本語への翻訳など、多岐に渡る法的サポートを行う)
・生活支援(衣食住の確保。事務所内にシェルターもある。無料低額医療機関と連携した医療支援も行っている)
・市民啓発(講座・学習会・イベントなどの開催)

〈あなたにできること〉
支援金の寄付
・支援物資の寄付(新品の日用品、消費期限が1ヶ月以上ある食品、難民・移民関連の書籍や各国語辞書、日本語学習教材、未使用の金券類)
・会員になる(難民初級講座の受講が必要。年会費 一般3,000 円  学生1,000 円  団体会員5,000 円  賛助会員10,000 円)
・ボランティアになる(難民初級講座とボランティア説明会の受講が必要)
・オリジナルグッズの購入(文房具など)
・メールマガジンの購読


NPO法人 WELgee

WELgee = WELcome + refugee

日本にきた難民の若者たちと共に未来を築く団体。2018年に法人設立以来、厳しい難民認定の日本で、一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を多様なセクターとの協働を通じて目指している。一人ひとりへの丁寧な伴走が強みのキャリアプログラム「JobCopass」では、就労を通じた在留資格の安定化を目指しつつ、難民人材の経験やスキルを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に活かす方法を模索している。

なんみんフォーラムHPより

〈活動内容〉
Talk with   日本人との対話の場をつくる
 ①啓発キャンペーン
 ②WELgeeサロン 「難民と出会い、語る場」を運営
 ③出張授業・講演

・Work with 働くを通じて自らの専門性と経験を生かす
 ①Job Copass 母国での紛争や迫害等から日本に逃れてきたアフリカ・
中東・アジア出身の人材を対象とした人材紹介サービス
 ②企業研修事業

〈あなたにできること〉
寄付 WELgeeファミリー(賛助会員)になる(継続寄付 1,000円~、単発寄付 3,000円~)
 WELgeeファミリーになると…
 ①入会キットの送付・活動報告書の送付
 ②ファミリー限定イベントへのご招待!
 ③メールマガジンで最新の活動成果をお伝え
・メールマガジン登録をする
インターン、プロボノとして参加する
・SNSをフォロー

〈SNS〉


☆最後に☆

今回は、以上8団体を紹介しました。
同じ難民支援団体でもそれぞれの団体で活動内容や活動地域は異なり、特色があります。
また、支援方法もお金を振り込む寄付のみならず、今はふるさと納税だったり、家にある古本や家財を活かしての支援など多様になりつつあり、ご自分に合った方法もきっと見つかると思います。
今はSNSを利用して情報発信している団体も多いので、フォローして情報を得ていくこと、繋がっていくことも支援の在り方の一つです。
気軽に始められるところから、行動してみてはいかがでしょうか。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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執筆:須永真由(Living in Peace)

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