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ニュースからの学び その5.2 リーマンショック 蛇足 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
リーマンショックの件(くだり)の本論がボケてしまうので敢えて外出ししました。
蛇足
意思決定に一票を以て参加出来るが、
各々の参加者の知的な完成度が高ければ高い程、議論にしても結果は変わり難い
それが究極の民主主義の姿なのかなぁ
詰まり
人類の知的な完成度が高めることに人生を賭したことは正解だった
という話です。
リーマンショック時に慣例に対抗しましたが、敗れたこと。
バブル崩壊後の不況に経営者になったら絶対に雇用は守り切ると思っていました。しかしデビュー半年であっさりと…。その思いは抵抗しては見たものの新人の戯言として?あっさりと商社の慣例に敗れてしまいました。その時の底知れない無力感は今でもハッキリ覚えています。
しかしこれが民意。詰まり私は未だ勉強不足だったのか、単なる経験の違いないのか…
このことはニュースから民主主義の本質を様々な角度から学び、そしてある出来事で政治の世界ではなく民間の世界で生きていこうと決めたことに関係する良い経験だったと思っています。
民度が上がり、知的に開放され、知識不足に対しては人工知能をも使いこなして補えるようになれば自ずと人類全体が常に正しい判断が出来るようになると今でも思っています。そういう自覚を持って一票の投票権を持つ知的なノードとして機能しようと思ってもいます。
そしてそのアナロジーとして経営方針を決めるという作業でも各々の参加者は知的な完成度が高く、また異なる経験を持っているというある意味で理想的な状況で各参加者が熟考して会議に臨んていました。私を含めてです。
リーマンショックによって対象となる事業群(ざっくりとは商社機能とメーカー機能)に構造改革が必要なので早期退職制度と転籍を選ぶのか、それとも経済的回復後は従前の事業体制で良いので構造改革は不要で一時帰休、雇用調整助成金申請を選ぶのか。
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しかし一時帰休の場合は労働組合の問題があり、労働組合も無いのにわざわざ作ることも視野に入れるのかという大きな問題もありました。具体的なことは差し支えるのでこの辺までで…
要するに複合的な事象で且つ深い現状理解とルールの理解(この場合例えば法的な知識)等高度な専門知識を持った参加者、簡単に言えば優秀なノード。それが会議で有機的に結合し合って、各ノードの不完全さを補完し合うことを期待されて出された結果は、結局単純に多数決した結果と変わらないという事実。
当たり前過ぎて意識しなくなっていることですが、例えば会社の経営方針を決めるというレベルでは、各参加者の見解を共有して自身の見解を見直した後、単純に多数決すれば良いということです。しかも共有のプロセスで見解が変わることは皆無という事実。
ある意味で私の育った各自の見解の検討プロセスの早い時期に網羅的な情報を説明し誤解を生まないように根回しする文化とは整合しているのかなぁ…
なので民間に身を置いて、経済(単純に言えばお金)というパラメータを駆使して、インターネットや人工知能サービスを通じて知的に開放したり、民度を上げたりすれば自ずと期待する人類の社会を構築できると考えた大学時代の判断は正しかったと証明されたのでした。
民間企業に進むことに舵を切り
物性物理を礎にエレクトロニクス、IT、ソフトサービスへと身を移し、その分野から人類の知的開放をサポートし網羅的な情報が簡単に入手できる社会を実現することに身を賭した人生。
出来ることはやり尽くしたのかなぁ。
後は時間の問題で、何れ世界中の人が知的に開放されて民度も上がって素敵な人類の社会が生まれるのを待つ…
超蛇足
その前にある統計的確率で存在する特殊な方々が、人類そのものの存在を危うくすることの無いことを願うのみです。