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病気のはなし 

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2020.2 コロナ禍に入ると同時に身体がぶっ壊れまして緊急手術からの2回にわたる入院、手術、癌宣告、治療、そしてオストメイトとしての1年2ヶ月、そして人工肛門閉鎖までの忘備録。…
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#忘備録

一般病棟生活でのわたし

大変ご無沙汰しまくっておりました、noteでの病気のお話。 皆様ごきげんいかがでしょうか? 8月も終わりに差し掛かり、闘病記を書き上げるという自分に課した宿題は全く捗らない...というわたしらしい夏の終盤。 夏休みの宿題だってそうだったもの。 やっぱり終わりが近づかないとお尻に火がつかないんですな。 変わってなさすぎる...笑 あの日からの続き。 一般病棟に移動してからのわたし。 眠れると思ったのに眠れない、 見えなくなると思った幻覚はまだおさまらない。 期待した

一年後の記録

闘病期シリーズを散々放置してますが、 今日はちょっと書きたい事を書いておく。 一昨年2021年の今日は、朝から手術台にいたわたし。今年は元気いっぱい、朝から神社の参拝に行けるわたし。とにかく、この一年はあっという間だった。 あの日、 エイプリルフールに手術だなんて、 なんておもろいんだろうか。 嘘みたいに元気になってカムバックするんだから〜 なんて冗談まじりで言っていたわたし。 365日後本当にそうなっている。 すごいな。 本当にすごい。本当に嘘みたいにに元気にな

一般病棟生活の始まり

なかなか進まぬ記録。 波に乗る時と乗れない時の差が激しめ笑 それもまた私らしくておもしろい。 続き。 ICUから一般病棟へ。 あの日、やっとICUから抜け出せる、そう決まったあの日、 上に上がれば全てがうまくいくはず、 この醜い幻覚も幻聴も、 眠れない夜も、 全部全部変わるはず、どこかでずっと思ってた。 なんだがそこだけポジティブな自分だったなぁとも思ったり、 でも今にして思えば、最後の頼みの綱みたいな。 藁にも縋る思い、 という感じかな。 とにかくICUにいる間は

ICU での日々③

前回の続き。 なかなかコンスタントに更新できないわたし。 まぁそれもよし。 次の記事からは一般病棟編を! と思っていたけれど、 ICUでの印象的な出来事をもうちょっと記しておこうと③を書いてる次第。 とにかく、 ①.②にも記したように、完全にわけわかめ状態&自分行方不明事件な状態だったからか頭がついていかないことだらけだったわけで。 自分の事も、周りの事も、把握してるようでどこかうわのそら。 それでも病院の一日が始まって終わる。 その繰り返しだった。 印象的だったこと。

ICUでの日々②

ここでは時系列は気にせずに、 私の記憶の中のICU話をしたいなと思う。 爆音フェスと天井と壁からやってくる謎の浮き上がり模様、それから相変わらずの機械音。 そんな環境化で、一人の看護師さんが私のネイルに気がついてくれた。 あら綺麗〜 そうだよなぁ。 本当はオペ前にオフだよなぁ。と。 とにかくいろんな事をすっとばしての手術になったものだから、 私の手にはまだジェルがついていた。 剥がせる? 看護師さんに言われ。 そうか。剥がさなきゃ。 まだ綺麗なのになぁ。なんて、頭は

ICUでの日々①

手術は2/20 夜だったと母から聞いた。 緊急だから仕方ない。 遅くに手術をしてくださった関係者の皆様には感謝しかない。 ずっと曖昧だったわたしの記憶が はっきりリスタートしたのが、術後オペ室で起こされた瞬間だった。 ○○○さん! 起きて! めちゃくちゃ肩をバシバシ叩かれて目が覚めた。 痛いなぁ。 そない叩かんでも。 そんなところから わたしのはっきりとした記憶がスタートし始めた。 運ばれたのはICU。集中治療室。 テレビでしか見たことがない部屋。 無機質で窓もな

それは突然に  

2020.2.19 あの日の続き。 帰宅してからも、もちろん痛みが無くなるわけでなく、 ただただうなだれて、寝てるしかできないわたし。 いや、寝ている事すらしんどくなってきた。 もちろん食べられないし、時折気持ちわるくなっては吐く。 横になるものの、眠りにつくなんてできない。 早く寝た方がいい。 そんなのわかっちゃいるけどね、 全然眠れるわけないやん、と言う感じ。 右往左往しながら、 早めに家族にはおやすみと伝えた。 時間は、何時になってかな。 だんだん冷や

あの日からを振り返ってみる

今日は新月。 2021年、最後の月、12月の新月。 ずっとずっと頭の中にあった あの日からを振り返るnote、書きたくなったので急に見切り発車で始めてみる。 これは私が体験したあまりにも急で、あまりにも予想していなかった出来事。 2020.2.19 コロナという未知のウイルスが騒ぎになり始めたころ、 どうもおかしいお腹の痛み、今までに味わった事のない だるさ、吐き気、言うことを聞かない身体に向き合うべく、町医者に行くも、血液検査、点滴のみで帰されたわたし。 何か悪い