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それは突然に  


2020.2.19

あの日の続き。


帰宅してからも、もちろん痛みが無くなるわけでなく、
ただただうなだれて、寝てるしかできないわたし。

いや、寝ている事すらしんどくなってきた。

もちろん食べられないし、時折気持ちわるくなっては吐く。


横になるものの、眠りにつくなんてできない。


早く寝た方がいい。
そんなのわかっちゃいるけどね、
全然眠れるわけないやん、と言う感じ。

右往左往しながら、
早めに家族にはおやすみと伝えた。



時間は、何時になってかな。


だんだん冷や汗みたいなものが出てきた。

ちょっとマジでこれは良くない。
何かがおかしい。
私の身体で何かが起きてる。

そう察知したわたしは、階段を這うように登り、


ちょっと..

もうダメだわ、助けて.....


と父と母に告げた。
その時、もうすでに立ち上がるのも難しいくらいの状態だったと記憶してて。

自分でもびっくりした。

人生で、本気の助けて...を言う日が来るなんて..って。




四つん這いにしかなれないわたしを見た両親は流石に焦ったのか、
すぐにわたしを車に乗せ、近くの大学病院に向かう事に。



10分くらいだったかな、到着までの時間がとてつもなく長かった。


到着してからはバタバタと診察が始まり、
この辺りからちょっとずつわたしの記憶の時系列がおかしくなってる。

あれやこれや聞かれても、
とんでもない痛みのおかげで、要領を得ない笑

過呼吸になり、痙攣が始まり、自分の身体が言うことをきかなくなって行くことが怖くて怖くて

まさにパニック...

今思い出してもあの時は怖かった。

わたしは一体どうしてしまったんだろうか...



その後
診察は進みCTを撮り、婦人科の診察も受けた。
結果卵巣が腫れてるという診断で一旦婦人科に入院する事に。

わたしはこの辺りからあまり記憶がない。


ただ、診断がなかなかつかなかったのは事実。
皆んなが首を傾げてたことは、救急の処置室で見た記憶がある。

わたし一体何の病気なのだろうか。
盲腸ちゃうんかないな...
ぐるぐるぐるぐるいろんな事が頭の中をめぐりつづける。


不安の中、お世話をしてくれる看護師さんがとにかく優しかった。
白衣の天使や〜って本当に思ったりもした。
ナースコールを使うのが何だか申し訳なかったけど、
それでも痛みが収まらないからとにかく呼ぶしかない。

痛みが少し治れば、安心したのだ。
痛みさえなくなれば、わたしは大丈夫な気がした。

何度も呼んですみません、と言うわたしに、


看護師さんは、
大丈夫ですよ。と優しく声をかけてくれた。


心細すぎたけど、
少し安心して、眠れた気がする。




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