【防災の備え】 ④火
《災害時の火の役割》
☆お湯を沸かす(水の煮沸消毒)
☆調理
☆暖をとる(体温の保持)
☆灯り
☆温かい食べ物・飲み物、灯りがあることで精神的にも落ち着く
☆存在、居場所を知らせる
☆害獣や虫除け ※食べ物の匂いに注意
☆濡れた服などを乾かす
など
《サバイバル3の法則》
サバイバル3の法則(3分、3時間、3日、3週間)
というものがあるそうで、
①空気(呼吸)→3分
②体温の保持→3時間
③水→3日
④食料→3週間
無くなったり、維持できなくなった状態のまま、この時間を超えると人間が生存できる可能性が低くなるそう。
大事なポイントは
『体温の保持』は『水』や『食料』よりも優先順位が上であること。
体温の保持をするためにも『火』が必要になってくる。(火以外にも、シェルターや衣服なども。)
『防災』と聞くと、まず『水』と『食料』の確保を思い浮かべる方も多いかと思いますが、水や食料だけでなく『火の確保』も、とても重要であることを頭に入れておくと良いなと思いました。
(映画『サバイバルファミリー』の中でも、食料よりもまず火の確保が大事だと言っている場面があり、印象に残っています。)
《火の備え》
・着火ライター
・マッチ
・着火剤
・卓上ガスコンロ
・ガスボンベ
・バーベキューコンロ
・焚き火台
・七輪
・炭
・薪
・ファイヤースターター(メタルマッチ)
・固形燃料+五徳
・消火器
・一酸化炭素チェッカー
など
※ライフスタイルや備えの段階(0次、1次、避難所、在宅避難)に合わせて取捨選択をする。
《防災メモ》
・火の起こし方、火の取り扱い方、火の消し方も日頃から経験しておく。
☆『火育』という取り組みも行われているようです。
◾️参考
東京ガスネットワーク/火育
https://www.tokyo-gas.co.jp/network/hiiku/index.html
・地震発災直後は余震やガス漏れ等の可能性あるため、火の取り扱いに注意⚠️
・室内や屋外でも(テント内など)換気の悪い場所で火を使う時は、一酸化炭素中毒にならないよう注意⚠️
(一酸化炭素チェッカーがあると安心。)
・カセットコンロ、ガスボンベにも使用期限がある。(コンロ→10年、ガスボンベ→7年)
・初期消火できるように、家庭用のスプレータイプの消火剤や消火器もあると安心。
・着火剤の代用として使えるもの
→麻ヒモ、薪状にした新聞紙、紙製ガムテープ、牛乳パック、ワセリン(リップクリーム)+コットン、松ぼっくり、割り箸、ポテトチップスなど
⚠️固形燃料の取り扱いに注意!!!⚠️
※メタノールには毒性あり。
※子供やペットなどが食品と間違えて食べないように、手の届かないところで保管。
※気体を吸い込んだり、目に入らないよう注意。
※直火焼きには使わない。
※素手で触らない。
※吹き消さない。
※燃焼中に移動しない。
※室内で使う場合は、しっかり換気する。
など
◾️参考
業務用燃料工業会/固形燃料の使用方法について
https://www.nitinen.com/docs/images/kokei02.pdf