放デイが、息子のサードプレイスになっている
2学期に入ってからも、小2息子と同伴登校をしている。
最近のペースとしては、こんな感じが多い。
6月から、放課後デイサービスを利用するようになった。
はじめは「行きたくない」という日もあったのだが、慣れてくると楽しむようになり、夏休みはイベントづくし&毎日通ったこともあり、「放課後デイ大好き!」になってくれた。
朝、登校したにもかかわらず、ぐずってしまう日もあるのだが、デイがOKならば午前中から利用することもある。
これは、仕事をしている私にとっても、息子にとってもとても心強い。
「学校が難しい時は連絡してくださいね。対応できる日はできる限り迎えに行きますから!」と言ってくださっている。
とはいえ、朝の9時に「今日は…」とラインを送るのはやっぱり心苦しいのだが。
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放デイの責任者の方はとても熱心だ。
今年の2月からオープンした施設ということもあり、まだまだ試行錯誤の部分も多いが、「一所懸命やってくれている」というのがよくわかる。
職員の方もまぁよく息子を見て、褒めてくれる。
「ケンくんってすごいんですね!運動神経も抜群だし、手先も器用だし、なんでもできちゃうんですよ。」
「お友達と衝突したとき、離れて様子を見ていたんです。”ここまでやったらダメだな”っていう線を彼なりに感じたみたいで、それ以降はうまーく付き合ってるんですよね。お互い良い距離感で。面白いですよ。」
「今日のケンくんは想像力爆発でした!トランポリンをマリオのジャンプ台に見立てて、”天井にハテナブロックを作りたい!”って言うんです。段ボールで作って、天井にぶら下げていました。」
いや、本当に息子はすごいんです。(笑)
先日作ってきた銃を披露したい。
段ボールでここまで精密に作っちゃうなんて、すごすぎ。
親バカと言われても、すごいもんはすごいのだ。
その前は、プラバンに「ちびまる子ちゃん」のコマを写し書きしていた。
細かい作業が本当に得意。
そして「こうしたらもっと良くなるはず」と試行錯誤を繰り返し、より良いものへの探求心がある。
そういう面を職員の方もしっかり観察してくれており、「ケンくんの力をどんどん伸ばしてあげたい」と言ってくださっている。
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そんな場所に居ることが、息子も心地よいのだろう。
「放デイがあるから学校頑張れとる」部分が大いにあると思う。
学校はどうしたって、息子には窮屈だ。
もちろん、社会性や集団性を身に着ける場所としては行った方が良いに越したことはないし、「我慢を練習する場所」としても必要だと思う。
とはいえ、学校だけでは息が詰まるのも事実だ。
小学校1年生のときに通っていた学童も、最初はそれなりに楽しんでいた。
ただ、とかく人数が多い。利用者だけでも100人を超えるのに、児童館としての役割もあるため、遊びに来る子どもたちも合わせると200人を超えることもしばしば。
「息子がやりたいことを思いっきりできる」環境ではなかった。
得意な折り紙を静かに作りたくても、「これも作って!」「僕にも!」「折り方教えて!」と言われて集中できない時もあったらしい。(頼られるのは嬉しかったと思うが)
今の放デイを選んだ一つの理由として「新しい施設のため、他の施設よりも利用者数が少ない」ことが大きい。
息子が「あそこが一番人数が少なくて、過ごしやすかった」と言ったのだ。
息子が自分で選んだ場所、それが今の放ディだった。
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私にとっては、職員の方が、「息子の良いところ見つけてくれている」「よいところを息子に伝えてくれている」ことが何より嬉しい。
他者に認められることで、息子の自己肯定感がグッと上がるのがよくわかるのだ。
学校ではそれがなかなか難しい面もあった。”好きなこと”だけできるわけじゃないし、時間も決まっているし。第一、先生一人で何人の生徒をみなきゃいけないんだっていう話もある。
親だけじゃない「しっかりとその子を見てくれる」人がいるというのは、子どもにとっても親にとっても、とても心強い。
息子には、「安心できる場所」でのびのびと自由に、大いに楽しんでほしい。
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