見出し画像

36歳、2024年10月の本棚

以前も、「読書記録をつけようかな」などと記事を挙げたが

やっぱり、続かず。
間が空いてしまったが、第二弾をやってみたいと思う。


本多さおり著 私を新しくする51のこと

最近、本多さおりさんの本をよく手にする。
整理収納コンサルタントとして書籍もたくさん出している方。

年齢も私と近く、同じ子育て中のママということもあり、とても親近感が湧く。
写真をふんだんにつかっているため、息抜きにパラパラと読めるのがとても良い。

こういう「私の暮らしを紹介します」系の本には2種類あると思っている。

「私はこんな暮らしをしているんですよ~」とラフな感じで話しかけてくる本
「私はこんな暮らしをしてるんだよ!どうだ!あなたもしてみなさいよ!」と押しつけがましい本

ちょっとでも②の感じが漂ってくると、とたんに本を閉じてしまう(笑)。
本多さんの本は隅から隅まで①で、②の感じがまったくないので気軽に読めるのがとても心地よい。

香山リカ著 女性の「定年後」何をしないか

大学生の時に初めて香山先生の本を手に取った時は、あまりの読みやすさに「なんだこれは!!」と驚愕してしまった。

それ以来、「香山リカ」を見かけると勝手に親近感を持ってしまう。
この本も、少しずつ味わうように読んでいた。

生き方って本当に多種多様で、「こういう考え方もあるのか」とハッとさせられる。
性のことも嫌な感じなく、それでも女性なら気になることをズバッとさらっと書いてくださっていて、なかなか面白かった。
ずっと気になっていた映画「娼年」が紹介されていて、「これは!」と思ってアマプラで見たくらい。(べとべとにいやらしい感じではなく、途中笑ってしまうくらい面白い映画だった。性も人それぞれ、多様だなぁと考えさせられた。)

一田 憲子著 明るい方へ舵を切る練習

イチダさんの日記を、のぞき見させてもらっているような感覚で読めるエッセイ。
毎日少しずつ、味わうように読んでいる。

イチダさんのお母様のエピソードがとても素敵だ。

私は実家の掃除道具一式を買い揃えました。雑巾を絞らなくてもいいように掃除シートを。かがまないでも床掃除ができるようにクイックルワイパーを…。
(省略)
しばらくして、実家に帰ってみるとーーー
母は見事に掃除シートやクイックルワイパーを使いこなし、(省略)体に負担にならない掃除方法をマスターしていました。
(省略)
家事は完璧であることがゴールではない。できることを見つけ、日々淡々と繰り返すだけでいい。暮らしをつくるということは、そういうことなんだと、母ふみこの背中が教えてくれている気がします。

明るい方へ舵を切る練習

「できることを淡々と」。そのあとに続く、ご実家の写真がまた素敵で見入ってしまう。

最近、掃除は「自分のために」と思ってやっている。
「自分が心地よく過ごせるために」「気持ちよく毎日を送れるように」。
誰かに見せるためではなくて、ただただ「自分のために」。

なにが一番大切なのかを、そっと教えてくれる本だ。

いいなと思ったら応援しよう!