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おやすみの過ごし方

2日の勤務を終えて、休みが来た。またこの夜から仕事だ。
夜勤前の休みの過ごし方はいつも迷ってしまう。自分ひとりだと動く範囲が限られていて、大体は家の掃除をして少しだけ自分の好きなことをしたら終わってしまう。夫が休みだと遠くに行くことがあるがそれは運転手が私だけでない、という心の余裕があるからだろう。今日はちなみに夫は仕事である。

朝8時30分に起きた。最近はいつもこのくらいの時間に起きる。
何時に寝ようがこの時間だ。昨日は22時は寝ていたので10時間30分睡眠だ。
前は無理にでも早起きをして、「朝活」というものを楽しんでいたが最近は季節の変わり目ということもあり少し体がだるいように感じるので健康優先で思うがままに、寝れるまで寝ている。

起きてすぐはまだベッドから起き上がらない。携帯を開いてインスタグラムとツイッターとLINEニュースを見る。そのあと基礎体温を測り、ゆっくりと起き上がる。ここからは携帯を見なくても良いようにSpotifyのポッドキャストを聞くことが多い。ここで聞くのは北欧暮らしの道具店の「チャポンと行こう!」と決まっている。お便りをもとに店長とスタッフの2人で話をされているのを聞きながら、共感したり、発見があったり色々な感情を心に浮かべながら朝ごはんの準備をする。

今日の朝ごはんはお義母さんが焼いてくれた葡萄パン。切って1枚ずつ冷凍庫で保管しておいたものを少しだけレンジで温め(いつも温めすぎてホカホカになってしまう)、その後トースターで焼いて食べるのがお気に入りだ。気分に合わせてクリームチーズを塗ったりもする。

そのあとから掃除を始める。家の大きな窓を開けて換気をしながら行うのが好きなのだが今の季節私の天敵(亀虫)が外をうろついているので今日は小さめの窓だけにした。早く終わりそうなものからやっていき、少しずつ達成感を得る。
終わったら植物に水をあげたり、水を入れ替えたりする。そしてソファに座りゆったりした時間を過ごす。これがひとりの休日ルーティンだ。

今はそれが終わったあと、お昼どきのゆったり時間である。
ひとりで過ごす日の昼食は基本的に「あんまり凝ってないけど、少し贅沢なご飯」を意識している。
例えばフライパンで使える簡単な蒸し器を使って蒸し野菜をしてmaldonの塩をかけて食べたり(その時はかぼちゃがマストである)、今日は少しの水と土鍋ご飯で炊いておいたおこげ入り白米に細かく刻んだ人参とエノキを入れて白だしと少しの塩、醤油で雑炊にしたり。それをウッドデッキが見えるサンルームに椅子を持ってきて外の空気を感じながら食べたのがとってもご馳走に感じた。

私は自分のためだけに作る料理がとっても好きだ。他の人に食べさせるという緊張感がなく、安定した味の料理を作らずに少し挑戦できるからだ。適当に作った時に限って美味しく作れてしまったり、レシピを覚えていなかったりするけれど、それもそれで良いと思える。

そして食事のあとは美味しいデザートを食べるに限る。今日は昼ごはんと同時進行で作り始めたバターシュガーパンである。数日前にも作ってみたがこれがとても簡単で美味しくできたのだ。こんな短期間でもう一度作りたいと思えたパンのレシピは初めてだ。
最終の2次発酵までたどり着いたのであと少しで焼きの作業に入れる。このnoteを打つ私の手からは小麦やバターの香りがしている。とても良い香りで、この匂いを嗅ぐと柔らかいパンをこねているときの感触がすぐに蘇るような気がする。

休みの日をどうやって過ごそう、どうやったら達成感が出るのか、という問題については永遠の課題であるけれど、その日にやったこと全てを肯定でき一日の終わりに幸せになれるような日が毎日くるといい。自分を褒めることを上手にできる人間になりたいと改めて思った。

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