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適応障害とは…02

前回のつづきです。

1.ストレスを軽減する

①ストレスの原因を特定し対処する
 ・ストレスの原因を紙に書き出し、何が一番の負担になっているのかを
  分析する。
 ・上司や家族、友人に相談し、環境を調整できるか考える。

②休養をとる
 ・適応障害は「心の疲労」が関係しているのでしっかり休むことが大切。
 ・仕事や学校を一時的に休職・休学するのも有効。
 ・旅行や趣味を通じて気分転換する。

③認知行動療法(CBT)を試す
 ・ネガティブな考え方のクセを見直し、ポジティブに変えていく方法。
 ・心療内科やカウンセリングで専門家のサポートを受けるのも有効。

④薬物療法(必要に応じて)
 ・症状が重い場合、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもある。

⑤生活習慣を整える
 ・規則正しい睡眠をとる(7時間以上が理想)。
 ・適度な運動(ウォーキングやヨガなど)をする。
 ・栄養バランスのとれた食事を心がける
 (特にビタミンB群がメンタルに良い)。

●適応障害は「無理しないこと」が大切です。
 環境の変化やストレスへの対応がうまくいかないときに起こる一時的な
 状態です。
 「自分はダメだ」と思わず、ストレスに適応するための時間が必要だと
 考えましょう。

2.ストレスに弱い人の特徴

精神的ストレス耐性の弱い人には、いくつかの共通する特徴があります。
もちろん、個人差があり、状況によって異なりますが、以下のような傾向が見られます。

A.ネガティブ思考が強い
・物事を悪い方向に考えがち
・失敗や困難に直面すると、「もうダメだ」と思いやすい
・小さなミスを必要以上に引きずる

B.感情のコントロールが苦手
・怒りや不安をうまく処理できず、感情的になりやすい
・落ち込むと長期間抜け出せない
・些細なことで動揺しやすい

C.自己肯定感が低い
・「自分はダメな人間だ」と思い込む
・他人と比較して劣等感を抱きやすい
・褒められても素直に受け取れない

D.完璧主義
・すべてを完璧にこなそうとし、少しのミスも許せない
・自分に厳しすぎる
・失敗を恐れて新しいことに挑戦できない

E.他人の評価を気にしすぎる
・人からどう思われているかが常に気になる
・批判や否定されると強いショックを受ける
・「NO」と言えず、無理をしてしまう

F.ストレス発散が苦手
・気分転換がうまくできない
・ストレスを抱え込んでしまう
・趣味やリラックスする時間を持たない

G.環境の変化に弱い
・予想外の出来事にパニックになりやすい
・ルーチンが崩れるとストレスを感じる
・新しい環境になじむのに時間がかかる

H.対人関係で疲れやすい
・人と接するだけでエネルギーを消耗しやすい
・相手の言動を深読みしてしまい、不安になる
・人間関係のトラブルに過敏に反応する

これらの特徴を持っているからといって、必ずしも「弱い」というわけではありません。
むしろ、敏感で繊細な人ほど共感力が高く、思慮深い一面もあります。

今回はここまで。
次回は「ストレス耐性を高めるためには?」です( ^o^)ノ

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