不眠症は漢方で治そう
不眠症治療の主流はベンゾジアゼピン系の睡眠薬
現在、不眠症の薬物療法の主流になっているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は即効性があり効果が確実ではあります。
しかし、睡眠薬の副作用に怖さを感じたり、睡眠薬に依存したくないと考えている患者さんもいます。
さらには睡眠薬の服用に対して罪の意識を持つ人さえいます。
新しいタイプの薬を飲むことで現れる悪夢
最近はオレキシン受容体阻害薬(ベルソムラ、デエビゴ)という薬が出てきました。
これらの薬は依存性や副作用が少ない事で期待をされている薬剤ですが、悪夢が増えるということが報告されています。
これらのことからも近年は、睡眠薬の減量や離脱を目的に漢方の併用や、さらには漢方薬のみでのコントロールを希望する人が徐々に増え、不眠に対する漢方治療の必要性は増加しています。
不眠症に用いるKANPO
①ストレスなどによるイライラからくる不眠に KANPO 213
ストレス、疲れなどで滞った気をめぐらせ、カラダにこもった熱を冷ますとともに、ココロを落ち着かせる処方。精神的ストレスからくる不眠を改善します。
②のぼせ、ほてり、興奮をともなう不眠に KANPO 204
のぼせやほてりがあり、イライラ・カッカして眠れないタイプの不眠におすすめ。
③神経の高ぶりからくる不眠に KANPO 214
自律神経のはたらきを安定させるとともに、血を補い、気、血をめぐらせることによって、いらだち、怒り、緊張などを和らげ、眠りやすいコンディションに整えます。
④女性の不眠症に KANPO 207
イライラであったり更年期症状による不眠におすすめです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?