退職後の不安がコラム法で軽くなった話
先日からnoteに投稿を始めました。フォロワーの方が現れてくださったり、スキをしてくれる方がいるのがうれしいし励みになりますし、仕事のヒントになるようなコンテンツが見つかるのもnoteのいいところですね。気になるのは「転職しました」、「学び直ししています」、「起業しました」、「銀行に勤めています(勤めていました)」といった記事ですね。753現象などと言われますが、20代・30代の方は転職することに抵抗感なく、有名な企業にお勤めでもスタートアップに転身したり、仕事の不満はないけれどもっとチャレンジングな仕事をしたいということが転職の理由になっていることに私などからすると新鮮な驚きです。
7つのコラム法
自己紹介で、退職後は自分らしく生きようと思って、あてはないけど退職した、ということを書きました。
自称早期退職成功組の自己紹介|野見山 敦 ファイナンシャルプランナー事務所代表/早期退職成功組|note
格好いいけれど、退職して数か月経過したとき、これからの生活は大丈夫なのだろうか、という心配が大きかったでした。そんなときに自分を救ったのは7つのコラム法でした。7つのコラム法はご存じですか?
ネガティブな出来事を経験したら、その時に感じた気分や考えを記録して、記録した内容に対しての根拠と反証を検討しながら、自分が持つ歪んだ認知に着目して、現実適応的な考えや問題解決プランを立てる
というものです
記録に残す項目は
状況
気分(0-100%)
自動思考(そのとき浮かんだ考え・イメージ)
根拠(自動思考を裏付ける事実)
反証(自動思考に反する事実)
適応的思考(代わりとなる考え)
その後の気分(0-100%)
不安が軽くなって、対策を考えられるようになった
1.状況「退職して収入がなくなった、不安だ、この先生活できるかな」という気持が湧きました
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2.その時の気分は 不安80%、情けない70%、後悔70%
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3. 自動思考は「住宅ローンを返済できなくなったらどうしよう」「みんな不満はあっても働いているからすごい。それに引き換え自分は情けない」「もうちょっとお金を貯めてからやめればよかった」
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4.根拠は、「退職して住宅ローンを返済できなくて困っているというネット記事を見た」「退職前の仕事場では、嫌なことがあったらなるべく関わらないように逃げていた」「結局、昇進しなかったから給料が上がらなかった」
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5.反証は「自分でライフプランを作ったら、ローンは問題なく返済できる、実は計画性がある」「20代30代のときは不合理なことにも責任を持って対処していた、そこで力をつけたこともある」「世間と比べれば給与水準は高かったはず」
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6.適応的思考は「無駄遣いしないようにしたり、失業手当でしのぐとかいろいろな方法で損失を少なくするように考えてみよう」「他の人より働いたと言える時期はあるし、今に良い意味で活きていることはある」「これまでが良かったのでこれからは世間並みを目指せばよい」
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7.その後の気分は、不安30%、よく頑張った誇らしい50%、モチベーションが上がった50%
退職その他環境が変化すると戸惑うことが多くなり、自分を知っている人がいなくなって孤立しがちです。そんなときに、ダメもとのつもりで7つのコラム法を試してみてください。