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恋に燃えるタナゴたち!二枚貝が引き起こす繁殖のドラマ
僕のnoteでは、過去の芸人時代の体験をもとに感じたことを物語として綴っています。本日のテーマは、「タナゴの繁殖の魅力と奮闘記」です。
まず、タナゴって何?ですよね
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こんな感じのお魚さんです。オスの婚姻色はめちゃくちゃ綺麗なんですよ。是非知ってほしいです。飼育も難しくないです。
それでは、最後までお付き合いください。
うちのアクアリウムの主役はタナゴ
気がつけば、うちのアクアリウムの主役はタイリクバラタナゴ(以下、タナゴ)になっていた。
普通なら、熱帯魚とかもっと派手な魚がメインになるはず。
でも、なぜかうちはタナゴが堂々の主役だ!
玄関を入ると、すぐ目に飛び込んでくる90cmのメイン水槽。
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そこではタナゴとオイカワが優雅に泳いでいる。
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2階には熱帯魚用の水槽があるが、そこにも昨年生まれたタナゴたちがいる。
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さらに、屋外にはタナゴの産卵に必要な二枚貝まで飼っている。
……で、なんでうちはこんなにタナゴだらけなのか?
それは、タナゴの繁殖がめちゃくちゃ面白いから!
タナゴの繁殖は一筋縄ではいかない!
タナゴはオスとメスがいれば増える、なんて単純な魚じゃない。
産卵には二枚貝が必須なのだ。
最初は普通に飼っているだけだった。
でも、ある日「タナゴの繁殖ってどんな感じなんだろ?」と思い、道の駅で二枚貝を買ってきた。
試しに水槽に入れてみたら……
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タナゴたちが突然、エロモードに突入!
オスはお気に入りのメスを見つけると、もう夢中になって追いかけ回す。
さらに、貝の周りに別のオスが近づこうものなら、すかさず攻撃!
それまで大人しかったのに、貝を入れた途端にこの変わりよう。
いや、本当にびっくりした。
タナゴの産卵方法はちょっと変わってる
タナゴの産卵方法は、他の魚とは少し違う。
1. メスは二枚貝の「出水管」に産卵管を差し込み、卵を産みつける。
2. オスは「入水管」に精子を放出し、貝がそれを吸い込むことで受精が完了する。
なぜこんな手間のかかる方法を取るのか?
それは、卵を外敵から守るためなんだとか。
「タナゴって、実はめちゃくちゃ考えられた生き方をしてるんじゃないか?」
そう思わされる瞬間だった。
そしてもう一つ驚いたのが、エロモードに入ったオスたちの態度。
他のタナゴのオスにはめちゃくちゃ攻撃的なのに、他の種類の魚には完全スルー。
まるで「お前らには関係ないから、こっち来るな」と言わんばかりに、タナゴ同士だけで縄張り争いを繰り広げていた。
そこを、見分けてるってすごくない?と思った。
タナゴの繁殖に挑戦!でも、課題がいっぱい…
本格的にタナゴの繁殖に挑戦し始めたのは、2年くらい前。
最初のチャレンジではなんとか成功したものの、ふ化したのはたった1匹だった。
その裏で、さまざまな問題が発生していた。
①オスとメスの相性問題
オス1匹とメス2匹のペアを作るんだけど、相性が悪いと全然うまくいかない。
②産卵用の水槽管理
産卵用の水槽と、産卵が終わった貝を移す水槽を準備しないといけない。
でも、「産卵が終わったかどうか」って、どこで判断するの? という問題。
③二枚貝の維持がめちゃくちゃ大変!
• 貝のエサがよく分からない
• 暑さにめちゃくちゃ弱い
• 産卵を繰り返すと、貝の体力がどんどん削られる
そして最大の難関が、貝が死んでしまったときの水質悪化問題。
貝が死ぬと、一気に水質が悪化するので、常に貝の状態をチェックする必要がある。
つまり、タナゴの繁殖サイクルを回すのはめちゃくちゃ大変!
それでも成功したときの感動は格別!
そんな苦労の末、昨年の夏、ついに11匹のふ化に成功!
でも、ふ化後に弱ってしまった個体もいて、今生き残っているのは7匹。
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それでも、初めてまとまった数のタナゴが生まれたときの感動は忘れられない。
そして今も、気温が上がってくると、
「今年はどこで、どうやってタナゴを繁殖させよう?」
と、頭の中でシミュレーションを繰り返している。今年の夏もタナゴに夢中なのだろう。
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映像化への想い
いつかこのnoteを書籍化、映像化したいと、本気で願っています。
僕は芸人を辞めてからの10年間、言葉にし難いほど苦しい日々を過ごしました。
その闇の中でどうにか息をし続け、そして少しずつ光を見つけて解放されていった体験。
それを、自分と同じように苦しんでいる人たちに届けたいと思っています。
誰かが寄り添ってくれることで、人は必ず救われる。
そんな確信があります。
時には冗談めかして、「吉本さん、お願いします!」なんて言ってます。
けれど、心の中では真剣なんです。
僕のnoteがもっと多くの人に届き、広がることで、苦しむ誰かの心が少しでも軽くなる手助けになれば。
そんな期待と願いを込めて、これからも書き続けていきます。
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