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外見では分からない障害と付き合って、社会に参加すること。

殆どの人が、障害者とは身体障害をイメージすると思います。

ですが、外見で分かる障害だけが障害ではありません。

外見以外にも、障害を抱えて精神すり減らして生きている人だっている人の事を理解する必要があります。

発達障害や精神障害、境界知能や知的障害など、その他、外見では分かりづらいハンデを抱えて生きている人がいます。

彼等の中には健常者として扱われ、本人にとってはそれが強烈なストレスになる場合も少なくありません。

中には、身近な人にすら理解されなく苦しんでいる人も居るかもしれません。

とある統合失調症の方が、ホテルの客室清掃で働いていました。
障害を開示して働いていましたが、外見では分かってもらえず、健常者として扱われました。『この人、大丈夫そうだな。』と思われ、健常な人と同じノルマを課せられ、疲れてしまいました。

彼は現在、精神障害に理解のある職場で働いています。
そこの職場では、適切な配慮を受けながら業務に従事しています。


障害者雇用を設けている職場は、本人が困り事を開示する機会を与える必要があります。

なので、こうした制度も本人にとってありがたいものだと思います。

目に見えない障害を抱えた人達は、障害によりどうしても辛いことは、自分の口から言わないといけません。

話す勇気がなく遠慮して我慢してしまい、二次障害が悪化したり、体調崩したり辞めてしまう事があります。
パニックや癇癪、鬱などと言った症状が現れる事も少なくないでしょう。

逆に、障害者雇用では、単純な作業しか任せてもらえなくモヤモヤしてしまう人もいるかと思います。

何が出来、何が苦手なのか、本人も詳細を伝える努力も必要ですし、また、健常者側も理解が必要になります。
双方の歩み寄りが重要なことだと思います。

私も、発達障害に精神障害を抱えながら社会に参加しています。
健常者の方々にとって外見では分かりづらいので、苦労がつきものです。

外見では分からない障害を抱えた人達について、理解する場が拡がる事を願ってます。


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