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映画

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観た映画の感想諸々
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オッペンハイマー

オッペンハイマー

念願だった📍新宿109シネマズプレミアムで観てきました。
素敵なラウンジで1人黙々とポップコーン食べながら、アイスカフェラテを啜る。

え?ホテル来た?私となる程の、映画館とは思えないラウンジにびっくりしました。
館内はもちろん、1番感動したのが座席のリクライニングや荷物置き場広々と確保されたスペース…
映画館がこんなにも進化を遂げていることに驚き。

こんなシートで観てたら寝ないものかと心配に

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哀れなるものたち

哀れなるものたち

とんでもない作品に出会った感覚を久しぶりに感じた。

私はフェミニズムを感じる事で、逆に”女性ならばこうあるべき”という固定概念から抜け出せない時がある。
そう思うとまだ本当の意味でのフェミニズムが分からないし、知るべきだなと感じる。

そもそも言葉でカテゴライズされてしまうのが苦手なのかもしれない。

哀れなるものたちがフェミニズム作品として注目されることは一つの宣伝材料だと思いたい。
それ以上

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シチリアサマー

シチリアサマー

今冬シチリアに行く私、絶対観に行かねばと思い観てきましたよ〜!

春夏秋冬の中で1番好きなのは夏です。
ゴリゴリの正月冬生まれですが。

夏が恋しくなる、
もう少し青年たちのラブストーリーに振り切っているかな?と思っていたのですが体感はかなり重かったです。
テーマがテーマなので

まだまだ難しい同性愛・LGBT問題。
80年代イタリアのかなり厳しい同性愛に対する見方は、劇中の中でもびっくりしてしま

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ナポレオン

ナポレオン

12月1日映画デー
公開初日、華金仕事終わりの映画館程楽しみなシチュエーションは他にないと思うんです。

📍TOHOシネマズ新宿にて、ナポレオンを観てきました。初日なのもあってかほぼ満員。
みんな思い思いの華金を過ごしてるんだなあ〜と感じる新宿歌舞伎通りを抜けて、いざ映画館へ1人黙々と歩く私。

最初に言ってしまうと今年のナンバーワン映画になりました。
歴史物を観る度に、まだまだ勉強不足だなと感

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ゴッドファーザー Part3

ゴッドファーザー Part3

突然のPart3に対する感想を書き込んでみる。

私が初めてゴッドファーザーを知り、Part1を見たのが20歳の頃。
そんな若かりし私には良さが分かるわけもなく、ただただ衝撃を受けたのだけは覚えている。

その頃の私はアクション物にどっぷり浸かっていたのもあり、ゴッドファーザーPart1はアクションのような立ち位置でした。
それから月日が経ち、24歳の私はマフィア物にハマってしまい
そこから見直す

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ソナチネ

ソナチネ

ちゃんと北野武監督作品を観るのは何気に初。
父がファンでずっとおすすめされていたのですが、中々邦画を観る機会が少なく…
今回ソナチネを初めて観てきましたー!

📍池袋 新文芸坐にて、9月頭に上映されていたのですが
チケット完売で買えず…今回トリプルアンコール上映の際にネットで張り込みすぐさま購入!

父に「武は日本だとお笑いのイメージが強いけど、イタリアやフランスのヨーロッパ圏の人は本物のヤクザ

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ママと娼婦

ママと娼婦

最近はヨーロッパ圏の映画にハマっていて、
初の📍ヒューマントラスト渋谷にて、ジャン・ユスターシュ映画祭の作品を観てきました。

前情報ナシ!で観に行ったのですが…脅威の219分。笑

主人公のアレクサンドルがまあ良い具合にただのクズ男。
この映画のママとは年上の恋人にあたるマリーなんですよね〜前置きナシだったので、"ママ"はいつ出てくるんや?と思ってしまった私です。

看護師のヴェロニカと知り合

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ザリガニの鳴くところ

ザリガニの鳴くところ

本当に本当にお久しぶりすぎになります!(日本語…)
都内に引っ越してから気付けば3ヶ月…自分の中ではもうすでに半年ぐらい経った気分ですが…笑

色々と落ち着いたので、またnote少しずつ再開したいなと思います。
Amazon primeについに!ついに!ザリガニの鳴くところが配信されてたので、念願叶って観ることができました〜

実は古本屋さんにてとっても綺麗な状態の原作本を購入し読了済みだったので

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それでも私は生きていく

それでも私は生きていく

📍アップリンク吉祥寺にて鑑賞してきました。

最近上京したばかりなので、都会の映画館魅力的すぎて困りました。素敵な空間作りとショップの充実度に感動。(田舎者すぎる)

もちろん、パンフレット購入させて頂きました。

感想つらつらと語っていきます。
先ずは、レア・セドゥの等身大の演技に完敗しました。

CMチェック程度、前置き無く観に行ったのでストーリーもぼんやりとしか把握してなかったのですが

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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン

とってもお久しぶりです。
こんなにサボっていた間も、いいねしてくれた方ありがとございます。感無量です。

さてさて、シャンタルアケルマン映画祭2023の催しにて
『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』観てきました〜

📍日仏学院にて上映

ポスターにある通り、「史上最高の映画」ベストワンに選ばれた傑作。
元々映画自体は知っていて観たいな〜と思っていたのですが、

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フリークス

フリークス

お久しぶりの投稿になります。
引越しがひと段落して、最近はまた家に篭って映画を何本か観てます。

問題作とも衝撃作とも言えるこちらについて感想を。

フリークス(1932)

問題作とも言われているこちらの作品、なんとAmazon primeにて配信されているではないか〜と言う事で視聴。
尺自体は短いのですが、思わず観入ってしまいました。

驚きの30年代の映画作品。
最近になって、両親の生まれる

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レイジング・ブル

レイジング・ブル

昨年午前十時の映画祭で観てきました。
Amazon primeでも配信されていたのですが、我慢に耐えた末…劇場で観る事ができて本当に良かったです。

レイジング・ブル(1980)

この時私は、スコセッシ監督にどっぷりとハマっていました。
マーティン・スコセッシ×ロバート・デニーロ×ジョー・ペシなんて面白く無い訳がないタック。
ここまでで観たデニーロ作品で間違いなく上位に食い込んだ作品となりました

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雨に唄えば

雨に唄えば

言わずと知れた名作中の名作。
バビロンの予習として観れば良かったなと後悔しました。

雨に唄えば(1952)

まず初めに、雨に唄えばにまつわる私のエピソードから
よく同期と休日に公園に散歩しに行くことが度々あったのですが

昨年の夏頃、公園を散歩中に二人で雨に唄えばの名曲"Singin In The Rain"を歌っていたんです。
そしたら突然雲行きが怪しくなり、とんでもない土砂降りの夕立に遭遇

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サスペリア

サスペリア

ずっと気になっていた、カルトホラーの金字塔!
昨年辺りから突然ホラーがいけるようになり
気付けば最近は、ホラー映画ばかり観てました。笑

サスペリア(1977)

エクソシストの時も感じたのですが、本当にこれ70年代の映画なの?!びっくり…

バレエ学校を舞台に、次々と生徒が行方不明になっていく…
まあまずこの舞台となる学校の美しさと言ったら。
鮮やかな色彩からなる映像美があまり、"ホラー"を感じ

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