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【初個展】やった方が良かったか、やらなくても良かったか?

人生初めての個展を開催しました😆

当日の様子

私は個展を開催する前日まで。
個展の開催報告をされている方達のnoteを拝見し、力を分けていただいていました。
みなさん頑張っているのだと知れることが、励みになったのです。

今度は私の記事が、
今懸命に準備されている方の励みになったり、
個展をやってみたいと悩んでいる方の参考になったりしたら嬉しいです🍀


やって良かったか、やらなくても良かったか?

まず、
私の物事の考え方には、こだわりがあります。
大事にしている前提なので最初に綴らせてください(>_<)

世の中多いのが、
「やった方が良い or やらない方が良い」という二択です。

この場合、
犯罪などを除いたほとんどは「やった方が良い」が答えになると思います。
フェアだと思えません。

例えば、
「英語を勉強した方が良いか、勉強しない方が良いか」の場合、
「英語を勉強した方が良い」が答えになるはずです。

では続いて、
「中国語を勉強した方が良いか」
「フィンランド語を勉強した方が良いか」などと矢継ぎ早に問われれば、
いずれも「勉強した方が良い」のは間違いないでしょう。

しかし、現実はこうだと思うのです。
「フィンランド語を勉強"しなくても良い"」

フィンランド語学習で培える価値観や経験は、他の語学学習でも似たものを培える。
それに、フィンランド人は大抵英語も話せるかもしれない。
それならわざわざフィンランド語を学ぶ必要がないのではないか。。。

つまり大事なのは、
個展でなければ得られなかった経験なのか、
もしくは別のこと(例えばコミケなどへの出展やスクールに通うなど)でも得られた経験だったのか。

こういった観点から振り返りたいと思います。


もちろん、やって良かった!

結論は「やって良かった」です。

ただ、
1回目だからやって良かったけど、何度もやるべきかと聞かれるとやらなくても良いと感じています。

私の場合、なぜやって良かったのか。

🔸🔹🔸🔹🔸🔹

やって良かった理由

① 対面で作品を見せたことがなかった
私の場合、このnoteもそうですがコロナ禍で始めました。
つまり、SNSでのみの活動だったのです。

ペンネームで活動していることもあり、
友人や家族にすら創作活動・個展開催を伝えていないほどです。

絵を誰かに見ていただけている姿を目にしたことがなかったのです。

さらには、
ここが良いとか、ここはなんなんだろう、といった客観的な感想を聞くこともなかったのでとても刺激になりました。

そうです。
この点に関して言えば、複数回個展を行う必要はないという理由にもなり得ます。

ここまで心が揺さぶられるのは、最初だけだからです。

将来、作品の方向性がガラッと変わるなどの変化があったときに再び開催するのは良いと思います。

とはいえ、
第三者に作品を見ていただいたり、感想を聞いたりしたいのであれば、
絵の学校に通えば解決するのです。

私の場合、完全に独学であり、
一切絵の勉強をしてこなかったという背景がありました。

② 開催までに様々な挑戦もできた
クラウドファンディングを初めてやってみました。

また、勉強のためにトリックアート展に行きました。
視察にあたり、"レンタルなんもしない人"に初めて同行の依頼もしました。
SNSで話題になっていて、気になっていたのです。

その他にも、
レンタルギャラリー調査のために、様々な方の個展に足を運びました。

あぁ…世の中には、
こんな素敵な作品や、ユニークなアイディアを持っているアーティストがいるのかと視野が広がりました。

加えて、
私自身の作品も変化が起きました。

SNSに載せる用の作品が、必ずしも個展映えするとは限らないのです。

私の作品はとにかく小さい。
A6サイズで、紙とインクと場所の節約を考えていました。

しかし個展会場に並べると小さすぎて全然目立ちません😅
そこで、8倍サイズで作品を作り始めました。

インクがもったいないので、
色塗りは不慣れですがデジタルを使用しました。

その他、名刺やポストカードなどを準備して試行錯誤を繰り返しました。

個展をやろうと思わなければ、
いずれの変化も経験することができませんでした。

③ 場所を変えたいつもの創作活動
物販目的ではないので、
万が一期日に全ての作品を完成させなくても良いのです。

普段は自室の作業スペースで制作しているものを、
個展会場で制作すれば良いだけです。

個展の強みは、
現在進行形で制作している過程のものも、展示にできるのです。

よって、
仮に来場者が一人もいないとしても、場所を変えた創作時間だと思えば痛みは少ないです。

幸い、私の場合はお客様にお越しいただけました。

不思議なもので、お客様がいらっしゃる時間帯は波があります。
誰もいない時間もあれば、同時に何名もいらっしゃることもあります。

そうした時に、
お客様同士で創作活動の話が盛り上がることもありました。

自分が個展を開いたことで、
新しいご縁が生まれることもあるのかと嬉しく思えました。

🔸🔹🔸🔹🔸🔹

では続いて、もう一方の考えもあります。

やらなくても良い理由

① 時間と労力は計り知れない
創作活動全般に当てはまりますが、
こだわろうと思えば永遠に終わりません。

いくらでもお金も時間もかけることができますし、
どんなに手を尽くしても「もっとこうすれば良かった」などわだかまりが残ることもあるでしょう。

自分が期待した以上の反応を得られるとは限りませんし、
そもそもなんの反応もないかもしれません。

名だたる作家でない限り、
個展は自己満足になりがちです。
それなのに自分が満足できなかったら悲しいと思います。

② アートイベントへの出展でも賄える
すでに触れましたが、
学校に通えば、他者の意見を聞くことはできます。
しかも、芸術の道に長けている人も沢山いるでしょう。

また、何か締め切りを設けて創作したいのであれば、コミケなどに出展するのも良いと思います。

個展でなければ得られないか? と聞かれると、
一概にそうとは言えない部分はあると思います。

空間全体を自分の世界観で統一したい、など環境づくりから始められるのが個展の良さではあります。
(私の場合は、空間デザインにそこまでこだわりがないため、よりそう感じたのかもしれません)

 個展開催自体が目的になる危険
テストのために勉強する、というのと似た現象に陥る危険があります。

本来は、テストはあくまで勉強するきっかけに過ぎません。
勉強した成果としてテストの点があるのが理想です。

「より良い個展を作り上げる」のが好きな場合は良いと思います。
その場合、何度も個展をやるべきだと感じます。

一方で、個展をやるから創作"しなければ"と考えてしまうと、
将来的に創作活動自体を楽しめなくなるかもしれません。

🔸🔹🔸🔹🔸🔹


理性で言えばそうだけど…!

ここまで、できる限り理性で物事を考えて綴りました。

でも、感情はズバリこうです!

またやりたいッ!!!

ただ、楽しかったんです😆

肉眼で見ると全然立体的に見えないのに、
スマホで見ると立体的に見える! と多くの方が驚いてくださったり。

たまたま前通り掛かったんで寄ってみたんですけど〜と、
フラッと興味を持って立ち寄ってくださる方がいたり。

さらには、
個展会場に自分の作品が並んでいるという光景が幸せでした。


難しいなと感じたこと

個展を終えた今でも、答えが出ていないことが2つあります。

① 自分がどこにいるべきか
入り口や外から見える位置にいるべきかどうかです。
これは、来場者に聞いてみたのですが本当にマチマチでした。

入り口に人がいると入りづらいので「お気軽にお入りください」という案内だけを置いておくべきだという意見がありました。

一方で、誰もいないと入りづらいという意見もありました。

会場のレイアウトにも寄るとは思いますが、
答えが出ていません。。。

② 声をかけるべきか
一発目は、入り口で興味ありそうな人が立ち止まった時。

「こんにちは〜 お気軽にお立ち寄りください」などと声をかけると、
逃げていく人もいれば、安心したように入ってくださる方もいます。

続いては、自ら入ってきてくれた人に対して。
「ありがとうございます、楽しんでいってください」など声をかけるかどうかです。

干渉されずに黙って見たい方もいれば、
無言で室内にいるのが苦痛だと感じる方もいるはずです。

私の個展の場合、
写真で撮るとこう見えます、といった説明があった方が楽しめます。
挨拶と一言説明だけはするように心がけました。


また開催したい!

次は大阪や北海道で開いてみたいです💫

いつも応援してくださる皆様、
誠にありがとうございました!!


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