ママはキミと一緒にオトナになる
9歳の息子と2人暮らしエッセイ。子どもが3、4、5年生になる3年間の日々が綴られている。
コロナ禍での学校生活、働く母の葛藤、
口げんかと息子の裸足で家出。中学受験をやめる。
PTA。猛烈に落ち込む。過去をなかったことにできない。
母と息子の「会話」がリアルだし、
母としての感情も赤裸々に。
でもやわらかい表現に押し付けがない。
この世代のお子さんがいる方には、
強烈な共感と涙活になるんではなかろうかと。
子育てって、運用なんだよね結局。
日々いろんなことが起こって、
都度決断しなきゃいけなくて、
でも親が勝手に決めることもできないし、
子どもと話し合うにしても、正解がわからないまま。
一旦こっちで行ってみようか?の連続で、
あ、じゃあこっちに行ってみようか?のループ。
「親と子は別の人間である」
という大前提の著者の考え方に救われつつ、
考え方の発想は、大きなヒントがあった。
周りのお母さま達から、
育て方について色々言われている著者の話は、
私が聞いたことがあることがたくさんだった。
あの時手を差し伸べてくれた人のことを思い出し、
これからその手になれるように、
私は今、母親業をやっているのかもしれない。
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【目次】(抜粋)
三年生のキミとママ
・「僕の気持ちを勝手に決めないで」とキミは言う
・「キミを守る」と誓ったけれど
・この一年で一番勇気をふりしぼった日
四年生のキミとママ
・自分で中学校を選んでみたい!
・「しまった。そういうことを言いたかったんじゃない……・」
五年生のキミとママ
・遺言だと思って書いている
・息子の“小さき声“を聞く
・シングルマザーなのに贅沢して大丈夫?
※amazonより引用
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