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「聞く」に想う
臨床心理学・精神分析・医療人類学専門、東畑開人さんの書籍。新書大賞2023で5位であり、朝日新聞、読売新聞、日経新聞、毎日新聞、産経新聞にて大反響。
<対話が難しい時代>のベストセラー本と言われている。
誰かとの関係性が少しずつ壊れていくとき、「この人は自分の話を聞いていない」と思うことから始まる気がしませんか?
お互いの話を聞くことができなくなったら終わりに向かっていく気がするんです。でもそもそも、関係性の始まりもお互いの話を聞くことからだったはずですよね。
「人間にとって真の痛みは孤独」と本書にもあるんですが、当事者同士の関係が悪くなったら、展開される会話の中では聞く側も聞かれる側も孤独なんですよね。
この時点では「お互いに興味があるなし」を判断している気がするんですが、その前にそれぞれが話を聞けるスペースを作っておく余裕がないと難しい。
話を誰かに聞いてもらえなくなっていたら、自分自身も誰かの話を聞いてないときかもしれません。
言葉の選択が硬くなるときってあるじゃないですか。
お互いがその言葉を反射的に誤解で受け取ってしまったりして。そのとき何が起こっているのか、心情とか、その時の思考回路や転換、さらに聞き方のテクニックも書かれていますのでこの本を上手く利用すれば余計な時間がなくなるかもしれません。
そして、本書にある一文ですが、
「おせっかいに案外ひとは助けられる。」
には、身に沁みるところがありました。
だから、今、ご縁があってこの投函を読んでくださったあなたが、まずは大切な人に「なんかあった?」と声をかけ、「ちょっと話を聞いてくれない?」と心を打ち明けることでやさしさの輪が広がりますように。
なかなか、ずいぶん私もできていませんが、
また誰かの話を聞きに行こうかなって気持ちを取り戻しながら。
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