幸せなライフシフトに活かせる行動習慣　-ストレスマネジメント-【前編】

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回は、弊社の大西講師に「幸せなライフシフトに活かせる行動習慣　-ストレスマネジメント-」について教えてもらいました。

ストレス社会といわれる現代、私たちは知らず知らずのうちに心や体にストレスをかけてしまうことがあります。
ストレスをため込んでしまうと集中力や生産性の低下だけでなく、
健康面にも影響を及ぼしかねません。

そこで今回はストレスと上手く向き合い、心穏やかに過ごすための
ストレスマネジメントの考え方と具体的な方法を、
講義で使用するテキストを用いてわかりやすくお伝えします。

是非、ご覧ください。

日清製粉株式会社の業務用営業企画部門にて、商品プロモーションや会員制コミュニティの運営企画全般に携わる一方で、顧客向け・販売代理店向けのセミナー・研修企画、マーケティング講師として長年携わる。 保有資格：キャリアコンサルタント（国家資格）、EAPメンタルヘルスカウンセラー（eMC®）、一般社団法人マインドフルネス瞑想協会認定講師、 米国NLP＆コーチング研究所認定 NLPマネークリニックトレーナー。

幸せなライフシフトに活かせる行動習慣　-ストレスマネジメント-

ライフシフト大学の『ウェルビーイング』の講義では、心理的、身体的、社会的側面からライフシフトに活かせる行動習慣を考えていきます。働き盛りの方は、日々さまざまなストレスに晒されていますので、ストレスマネジメントは最も関心の高い領域であると思います。
人間は生きている限り、ストレスとは無縁ではいられません。今回はストレスと上手く付き合いながら、日常でどんなセルフケアができるのか、少し考えてみましょう。

ストレスと向き合ってみよう！

ストレスはもともと工学用語で「外からの力による歪み」を意味しています。私たちがストレスと呼ぶものは、ストレスのもとになる刺激「ストレッサー」と、ストレッサーによって引き起こされる「ストレス反応」に分けることができます。この「ストレッサー」と「ストレス反応」から成る体験を「ストレス体験」といいます。このストレス体験に対して、意図的に行う対処が「ストレスコーピング」です。

講義資料①

私たちの目の前の問題（悩み）は、大雑把に言うと、解決できる問題と解決できない問題の２通りです。問題をなんとかして解決しようとすることを「問題焦点型コーピング」といいます。一方で、直面している出来事や状況が、とても手に負えないとか、ネガティブな感情に打ちのめされている場合は、行動や考え方を変えることで対処する「情動焦点型コーピング」を取ります。

例えば、近しい人があの世に旅立ってしまったという問題は修復することができません。自分の感情に向き合い、その気持ちを和らげるためにセラピーを受けることや、他のことに打ち込むなどして、徐々に悲しみや淋しさを癒していきます。人は何か建設的なことが出来ると思えば「問題焦点型コーピング」を取り、ただ耐えるしかない状況であれば、「情動焦点型コーピング」を取る傾向にあります。

講義資料②

記事の続きは後編で紹介いたします。
是非、ご覧ください。