積読の美学
『積読』と聞くと、
"読まなきゃいけないのにまだ読めてない本たち"
のようなイメージがある。
でも、私にとってのそれは少し違う。
そこには読まなきゃ!という切迫感は微塵もなく、読みたい本が順番をついていると、すごくワクワクするし安心するのだ。
まだこんなに楽しみが待ってるんだ〜!みたいな。
だから積読は絶対に無くならない、というか無くさない。
逆に、実際に読み始めると他のことがなんにも手に付かなくなってしまうので、いつも読む前には "はぁ、どうせまた面白くて寝られなくなるんでしょ、やだなぁ" という謎の精神状態になる(笑)
積読の状態が自分にとっていちばん幸せなのかもしれないな。
そんなわけで、新たな積読を探しに週1回以上は本屋さんへパトロールに出動している。
そう思っていたところに、#うちの積読を紹介する なんてお題を見つけたものだから、ぜひとも現在の積読を紹介させて欲しい。
紹介する前に、私が本を買うときのマイルールを言わせてほしい。
本屋さんで買う
著者と発売年は気にしない
レビューは一切見ない
あらすじ、帯、ポップ、最初の3行で決める
特に、陳列やポップにこだわりを感じる本屋さん、つまり『まじで読んで欲しいっ!』という熱量が伝わってくるお店が大好きだ。
これは自分で商売をしているのが大きいかもしれない。
どんな業界でも、お客さんに熱量が伝わってワクワクさせられるのは良い商売人だと思う。
ちなみに、ビジネス本に関してはこのルールは適用外としている。
めちゃくちゃ目次とか大筋の内容をザッと見てから買ってます(笑)
さてさて、前置きが長くなりましたが、現在の積読の記録です!
十角館の殺人:綾辻行人(著)
こちらは直近で積読を卒業した本。
Huluでだいぶ前から映像化作品を独占配信すると大々的に謳っていたのがきっかけ。"禁断の映像化”という触れ書きにも俄然興味が湧いて、順番抜かしで読んじゃいました。孤島、豪邸、探偵というミステリ王道の詰め合わせが堪らない作品。
クスノキの番人:東野 圭吾(著)
マイルールで著者は気にしないと書いたけど、さすがに東野圭吾は好きです(笑) 結構読んできたはずだけど、天才が傑作をすごいペースで生み続けるのでいつまでも追いつけません。どうやらシリーズ化するようなので読むの楽しみだな。
希望の糸:東野 圭吾(著)
こちらは言わずもがな大人気の加賀シリーズ。先ほど"十角館の殺人"で、豪邸と探偵がミステリの王道と言ったけど、個人的には執念深く足で稼ぐ刑事物がたまらなく好きで、このシリーズはまさにその欲を叶えてくれる。
ブラックショーマンと名もなき町の殺人:東野 圭吾(著)
本屋さんで見かけた時に、なんかぽくないなぁって思って逆に気になった作品。結構積読歴長めの古参。
昨日がなければ明日もない:宮部 みゆき (著)
こちらも大好きな作家さん。同じく作品数が多いので一向に追いつけない。読後の後味のほろ苦さが癖になり定期的に欲している。
本と鍵の季節:米澤 穂信 (著)
ここまでのラインナップを見ての通り、私は普段から殺人事件ものしか読まない偏食読者なのですが、直木賞受賞作品ということもあり書店でも相当猛プッシュされていた熱意に負けて購入。でも、ミステリ小説には変わりないので読むの楽しみ!
その謎を解いてはいけない:大滝 瓶太 (著)
表紙、タイトル、帯、すべてに惹かれて即決した本。
解いてはいけないと言われると解かずにはいられないよなぁ。
爆弾:呉 勝浩 (著)
圧倒的な装丁の素晴らしさに思わず手に取った本。
ほぼジャケ買い。
Q:呉 勝浩 (著)
既に積読されていた『爆弾』と同じ著者なのを全く知らずに購入。これも本屋さんによって猛烈大プッシュされ、島にうずだかく積まれていた。本作を紹介するフライヤーに著者のコメントが載っていた。うろ覚えではあるが、恋愛小説を書いてみようと登場人物をしばらく生活させてみたら長編ミステリになったのようなことが書いてあり、この言葉に痺れて購入した。積読の中でも群を抜いて厚みがあるので、読み始めるまでにかなりの勇気が必要。
さて、ここからはビジネス本ゾーン。
これ以外にも読みたい本が山ほど順番をついているが、特にここ最近気になっているものを2冊ほど。
DIE WITH ZERO:ビル・パーキンス (著)
私にはビジネス本のタイトルに対して激しく共感すると、つい即買いしてしまう癖がある。貯金より楽しいことにお金使った方がいいじゃん〜!という私のモットーを"ゼロで死ね”というパンチラインで見事に代弁してくれた一冊。もうわかりみすぎて読まなくてもいいレベル。既に巷でも良本だと話題ですね、読むのが楽しみ。
頭のいい人が話す前に考えていること:安達 裕哉 (著)
直近で積読に仲間入りした一冊。
普段あまりこうゆうジャンルの本は読まないんだけど、目次を見ると私が日頃から大切にしているマインドが全て言語化されてる!となって購入。分かってるつもりになってた諸々を、言葉で吸収できると期待大です!
現在の積読はちょうど10冊でした!
こんなに読む前から一冊づつフィーチャーしたの初めてだったけど、買ったときの思考を思い出すのも新鮮で楽しいもんだなぁ。そんな素敵なことに気づかせてくれたお題に感謝です!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
どんな方が読んでくれたのか知りたいので
少しでも共感していただけたらスキしていただけると嬉しいです!
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