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応仁の乱とフランス革命が繋いだ、清少納言のつぶやき


対外的な圧迫よりも、国内が大混乱になるのが、歴史的に危険な状況なのでしょう。
応仁の乱も、フランス革命も、全然別の国の問題ですが、ある共通の原因があります。
政治的な問題でも、思想的な問題でもありません。

それは、自然科学の調査によると、その時期そのエリアは、小氷河期で飢饉があったと考えられます。
食糧難による民衆の不満や不安が為政者に及び、政情不安定になり動乱を生む原因となります。お腹が空いて生命の危機になれば、なんだってやることになるのでしょう。


パリのセーヌ河が凍ったそうです。
小麦が取れず、パンが高騰したのでバスティーユ監獄に向かいました。だいぶはしょったけど。
フランス料理のエスカルゴ、カタツムリを食べる食文化ですが、元々食べたくて食べたのではなく、食料が何もないので、せめてカタツムリをどうやって美味しく食べようかと考え出した調理法です。
マリー・アントワネットも「パンがなければ、カタツムリをお食べ」だったら、ギロチンまで行かなかったかもしれません。


平安時代は温暖で、寝殿造とか開けっ放しでも平気です。清少納言も「枕草子」で、「冬はつとめて」という「冬は早朝がよい」と言っちゃってます。ヒートテックなんかないですよ。1番冷える早朝がいいなんて、そんなに寒くなかったかもしれませんね。
そんな穏やかな朝廷も、室町時代には貧困が激しく、天皇と側近でさえも食料にままならないことだったそうです。

やはり人間は食糧難というのが1番不安に思うことなのかもしれません。なので現在でも、煽る材料に使われてます。
しかし、グローバル経済研究者によると、現在は150億人分の食糧供給能力があるそうです。
つまり賄えて、食糧危機になりません。
単なる開発コストの問題です。
エネルギー問題だってそうです。
いざとなったら、金融緩和し財政出動すれば、俗に言えば金で解決できる話です。

食糧が安定生産できる自然的原因は何でしょう。
気温と炭素です。
温暖な気候で、二酸化炭素CO2が十分にあると、豊富に食料ができます。
CO2の炭素が植物の栄養素になります。穀物はそのものです。草食動物も植物の炭素を食べ大きくなります。
空気中の炭素は海に落ちます。それを食べるプランクトンが大量発生し魚が大量に増えます。

CO2による温暖化は、むしろそのほうが食糧が安定的になります。
今よりCO2濃度が100倍高かった恐竜時代が、サイズも大きく全てが豊かな時代です。当然生命が活発に動ける気温の範囲内です。
現在の温暖化の気温上昇の予測が正しければ、250年後に先の平安時代になるそうです。何か問題があるんですかね、春はあけぼのですし。
これから小氷河期になる予測もあります。CO2控えなければ良かったとなりますかね。
また冬になったら、異常寒波は温暖化の影響だと矛盾した騒ぎをするでしょう。
言うまでもありませんが、CO2による温暖化はエネルギー利権であり、食糧利権の問題でもあるのでしょう。

自然科学も社会科学も分けて考えるから見えなくなるのでしょう。理系と文系に分かれてるなんて日本だけ。どうせなら精神科学もミックスしながらでないと理解したことにならなそうです。

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