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僧帽筋の活性化が必要な理由
僧帽筋の特徴
よく僧帽筋のイメージとして上がるのは
肩こりの原因の筋肉
首の痛みの原因の筋肉
肩をすくませる筋肉
など、トレーニングをしている方以外でも嫌われやすい筋肉なのかなと思います。
ですが、実は僧帽筋は腕をスムーズに上げるためにも重要な筋肉なのです。
僧帽筋の解剖
僧帽筋はどこにある筋肉でしょうか?
僧帽筋は頭の後ろから背中の中央にかけてついており、さらには肩甲骨や肩の付け根あたりまである大きな筋肉なのです。
首のイメージが強いですが、意外にも大きい筋肉です。
主な動きは、
1.肩甲骨を寄せる(内転)
2.肩甲骨を上に上げる(上方回旋)
時に最も強く働いています。
加えて肩をすくめる(挙上)、肩を下げる(下制)役割もあります。
僧帽筋は、
腕を上げる(肩関節外転)時に、肩甲骨を一緒に上げる役割をしています。(肩甲上腕リズム)
腕をスムーズに上げるには肩甲骨の動きも欠かせません。そのため僧帽筋は非常に重要な役割を担っているのです。
日常生活で「肩を上げる時に痛みがある」場合は、肩回りの筋肉だけでなく首から背中についている僧帽筋が原因かもしれません。
肩こり
上記にあるように、肩をすくむ役割もあります。
この動きが続くと肩こりの原因になる可能性があります。
ここで多くの方は肩回りだけにアプローチする肩が多いです。しかし、僧帽筋は首にも付く筋肉。肩だけでなく、首回りも緩めてあげるといいですね。
姿勢
僧帽筋が硬くなると、猫背姿勢になりやすいです。
デスクワークの方は特に固まりやすいので注意しましょう。
肩を下げる(下制)
そもそも肩を下げる筋肉は少なく、僧帽筋と主に広背筋という背中の筋肉がメインで働きます。
そのため、僧帽筋を正しく動かすことはとっても重要なのです。
筋力低下
肩を上げる筋肉は僧帽筋だけではありません。
肩甲挙筋と言われる、首から肩甲骨上側内側に付く筋肉も肩をすくませる原因筋です。違いとすると…
肩がすくむ→外側が上がっていいかり肩になると「僧帽筋」
肩がすくむ→内側だけが凝り、外側は上がらないと「肩甲挙筋」
肩甲挙筋は、肩甲骨を下に下げる(下方回旋)という僧帽筋とは逆の働きを行います。
肩の内側が硬いか、いかり肩になっているのかで対処法は変わってきます。
また、腕が上がりづらいと感じる方は肩甲挙筋の可能性が高いかもしれません。(※)
※トレーナー、トレーに―向け
下方回旋には菱形筋も関与します。
菱形筋は肩甲骨内転及び下方回旋に作用するため、僧帽筋上部が機能低下になると肩が上がらなくなることが考えられます。
同時に肩の疼痛、インピンジメントの原因にもなりますのでアクティベートは必須になります。
三角筋との関わり
実は僧帽筋は三角筋の付着部分とほぼ同じです。
そのため共同で動くことが多い筋肉なのです。
翼状肩甲骨
肩甲骨が飛び出る方は翼状肩甲骨の可能性があります。
よく原因で前鋸筋(長胸神経)が疑われますが、同時に僧帽筋にもアプローチすることは内転を維持するためにも重要なことなのです。
筋連結
小円筋、胸鎖乳突筋とは強い連結があります。
また支配神経が胸鎖乳突筋と同じ(副神経)で、この副神経は副交感神経とつながりがあります。
・最近イライラしやすい人
・疲れがなかなか取れない人
は積極的にリリースするといいでしょう!
まとめ
僧帽筋は肩をすくませる筋肉であるのと同時に
腕をスムーズに上げるサポートをする重要な筋肉です。
肩の痛みを予防する筋肉でもありますので、ぜひ活性化させていきましょう!(シュラッグなどであえてすくませるのはNGです!)
あんぞい