肘痛でヨガのポーズが出来ない
こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。
【美帆さん 52歳 会社員】
久しぶりに来院された美帆さんです。
首や肩こり、耳鳴り、胸のつまり感などと共に肘が痛いとも。
1.どんなポーズの時に肘のどこが痛いのか?
美帆さん:ヨガをずっとしてるんですが。
うつ伏せで手を付いて肘を伸ばして体を反らすポーズをとる時に、左肘が痛くて思うように出来ないんです。
右肘はなんともないのに。
ばぁば:肘のどの辺が痛いですか?
美帆さん:肘の後ろが痛いんです。
ばぁば:痛いと仰ってる肘の後ろには【上腕三頭筋】が付いているんですよ。
ちょっと触らせて下さいね。
うーん、左右差無いですね。
【上腕三頭筋】二の腕の後面を覆う大きな筋で肘を伸ばす働きがある。
・起始ー(筋肉の付きはじめ)
関節下結節(肩甲骨)
上腕骨体外側面
上腕骨体後面
・停止ー(筋肉の付き終わり)
肘頭
・作用ー(働き)
前腕の伸展
⒉肘を伸ばすと何故痛いのか?
ばぁば:ベッドにうつ伏せになってみて下さいな。
手を頭の横に置いてください。
痛いと思ってる肘の後ろはぐっと押さえても痛くないでしょ。
左の脇の下を肩甲骨に向けて押すと痛いでしょ。
【上腕三頭筋】の付き始めてるところですよ。
二の腕の後ろ側も右側よりずっとむくんでいますよ。
こうして少し押さえても痛いでしょ。
この肘を伸ばす時に働く【上腕三頭筋】の付き始めのところに鍼をして痛みや浮腫を改善してみますよ。
⒊【上腕三頭筋】の圧痛点やむくみ部分に鍼をした結果
ばぁば:鍼をしたら大分緩んできましたよ。
触ってみます。
鍼をする前と比べてどうですか?
美帆さん:痛みが減ってますねえ。
楽になってます。
ばぁば:さあ、それでは肘を伸ばして体を反らせるポーズをとってみて下さい。
美帆さん:あらっー痛くないですよ。
久しぶりに気持ちよく動かせてます。
嬉しいなあ。
ばぁば:肘に痛みを感じたけれど、原因は【上腕三頭筋】の起始部にありましたね。
これで様子をみてください。
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