膀胱炎が薬で治らない、頻尿と残尿感が続く
こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、
【ばぁばは鍼灸師】のファンです。
今回は、膀胱炎になってから薬を飲んでいるけれど治らない。
ずっと頻尿が続き、残尿感もあるという方が鍼灸治療で改善していく様子をお届けします。
【博幸さん 40歳 会社員】
上背のあるがっしりした体格の博幸さんが、とてもしんどそうに来院されました。
1.膀胱炎になった時の状態
ばぁば:こんにちは。今日はどうされましたか?
博幸さん:半年前に膀胱炎になってから、薬を飲み続けてるけど治りません。
ずっと頻尿と残尿感があって、夜中に何回もトイレに立つので眠れないんです。
ばぁば:膀胱炎になるぐらいだったから、余程お疲れだったんでしょうね。
博幸さん:仕事で出張続きで、かなり無茶をしてました。
2.膀胱炎の鍼灸治療
ばぁば:分かりました。
まずは、睡眠不足続きの博幸さんの疲労を回復させて元気にならなくてはね。
博幸さんが元々持っておられる自然治癒力や回復力を取り戻して高めていきましょう。ちょっと触診させて下さいね。
博幸さんの体は全体に随分冷えています。
特に下半身は冷たいです。お腹も冷たくて、下腹部に痛みがあります。
全身の気、血、水の滞りを除き、巡りを良くして体も温めるようにしました。
冷たい足には膀胱炎を改善させる為の関係するツボに鍼と【知熱灸】をしました。
(【知熱灸】皮膚上に置いたお灸が熱くなったら取り除く優しいお灸 )
冷たいお腹と、背部の膀胱炎に反応するツボにも鍼とお灸をしました。
ばぁば:終わりましたよ。今どんな感じですか?
博幸さん:体が随分温まってますねえ。
ホカホカして気持ちいいです。
ばぁば:膀胱炎になってから半年経っているので、改善するのに少しかかるかと思います。
これで様子をみてまたお電話下さいね。
博幸さんが、その1週間後に来院された。
博幸さん:まだ、頻尿と残尿感は変わりません。
夜中もトイレに立つ回数は変わらないけれど、戻って直ぐに寝てしまってます。
ばぁば:分かりました。治療していきますね。
3.膀胱炎に対する【透熱灸】の効果
今回は前回の治療と同じ様に治療をした後、仙骨の一点に【透熱灸】をしてみました。
体の冷えがきついので、膀胱炎に効くツボに奥の方まで浸透させる熱いお灸が必要と判断しました。
(【透熱灸】皮膚上においたお灸を皮膚の奥まで浸透させる熱いお灸)
ばぁば:どうですか?熱くないですか?
博幸さん:別にそんなに我慢できない程熱くないですよ。
ばぁば:普通は1つでもとても熱いお灸ですよ。
熱くないということは、体がかなり冷えているということです。
熱く感じはるまでお灸を続けますよ。とても熱くなったら言ってくださいね。
博幸さん:アッ、熱い!熱いです。
ばぁば:今、熱いとおっしゃったお灸を20個もしたんですよ。信じられへんでしょ。
今まで自覚してはれへんかったと思うけど、博幸さんの身体、随分冷えてるんですよ。
冷たい飲み物や食べ物は控えて、温かいのを飲んだり食べたりするようにして下さいね。
これで様子を見て下さいな。
この1週間後に来院された。
博幸さん:この間のお灸が効いたみたいです。
夜中のトイレが1、2回に減りましたよ。
前よりぐっすり眠れるようになって、朝起きるのが前より楽です。
その後1、2週間に1度のペースで来院して下さり、頻尿、残尿感が改善しました。
4.鍼灸治療は自然治癒力や自己回復力、免疫力を高める
疲労が重なってくると、免疫力が低下します。
すると、膀胱に大腸菌が侵入してくるのを防ぐことができず、膀胱炎になる方達はよくいらっしゃいます。
余程お疲れだったんでしょう。
そんな時に、鍼灸で全身の気や血、水の巡りを良くして、体を温めて疲労を回復させる治療をします。
すると、その人に本来備わっている自然治癒力や自己回復力、抵抗力や免疫力を引き出し高めてくれます。
そうすることで、膀胱に侵入した大腸菌もやっつけることが出来、炎症して辛かった膀胱炎も改善していくのです。
ファン鍼灸ネット
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